夏のSF特集号登場
2025-08-18 10:34:31

真夏のSF特集号『紙魚の手帖』vol.24が登場!各作家の新しい物語が満載

真夏のSF特集号『紙魚の手帖』vol.24 が登場



2025年8月12日、東京創元社の総合文芸誌『紙魚の手帖』が、爽やかな夏の訪れと共にSF特集号を発行しました。今年も例年通り、SF愛好者に向けた貴重な作品を数多く取り揃えています。毎年恒例のこの特集号は、読む者を未知なる世界へと誘い、驚きを提供することを目指しています。

特集内容と贈り物



特に注目を集めるのは、第16回創元SF短編賞での受賞作を二作品同時掲載している点です。受賞作は、雨露山鳥の「観覧車を育てた人」と、高谷再の「打席に立つのは」。これらの作品は、それぞれ独自の視点からSFの可能性を広げ、読者の心をつかんで離しません。

また、選考委員である飛浩隆氏、宮澤伊織氏、長谷敏司氏による選評も掲載されており、受賞作に対する分析とコメントが楽しめます。こうした意見は、作品の理解を深める素材として貴重なものです。

読み応えのある短編たち



『紙魚の手帖』vol.24 では、飛浩隆氏とともに注目の作家たちが新しい物語を描いています。外部世界からの影響を受けた「入れ替わり」をテーマにした新しい傑作もあり、読者の想像力を刺激しつつ、心に響くテーマがこれでもかと詰め込まれています。

例えば、天沢時生の「墜落の儀式」では、災厄の後の若者たちが繰り広げる奇妙な遊戯が描かれ、身近な存在との関係性が探求されています。さらには、感情調合師が描かれる稲田一声の「モーフの尻尾の代わりに」も、真実の気持ちを求める主人公による物語が展開されます。

SF入門のための座談会



本号では、SFを初めて読む方にも優しい企画が用意されています。目利きの翻訳家や書評家が「SF入門のための10の名作短編」を語る座談会は必見。これにより、新たなSF作品への興味を喚起し、自分自身の読書の広がりを見出すきっかけとなるでしょう。

読者に捧ぐ幅広いコンテンツ



さらに、全編で配信者によるおしゃべりと視聴者のコメントで構成された動画配信者SFシリーズや、華やかな装画が目を引くイラストなど、視覚的にも楽しめる要素が盛りだくさん。読者は、SFの醍醐味だけでなく、様々な切り口からアプローチすることができるのです。

書誌情報



『紙魚の手帖 vol.24』は、A5判の並製で243ページから成り、定価は1540円(税込)です。ISBNは978-4-488-03129-9で、興味を持つ方はぜひご覧になってみてください。

この特集号は、カシワイ氏の装画が印象的な表紙を飾り、真夏のSF文学を手にする喜びを提供しています。例年の夏の楽しみに、今年もぜひ『紙魚の手帖』をお供にしてはいかがでしょうか。あなたの心を刺激する新たなストーリーが、ここに待っています。


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会社情報

会社名
株式会社 東京創元社
住所
東京都新宿区新小川町1-5
電話番号
03-3268-8201

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