インドで水難訓練
2023-10-04 10:30:28
インドの水泳コーチ198人が参加!岡崎竜城スイミングクラブがチェンナイで水難訓練を実施
インド・チェンナイで水難訓練:日本のノウハウが貢献
愛知県岡崎市の老舗スイミングスクール、岡崎竜城スイミングクラブの子会社である一般社団法人パワーストロークは、2023年10月1日、インド・チェンナイで水難訓練を実施しました。当初予定を大幅に上回る198名のタミル・ナードゥ州水泳協会登録コーチが参加し、インドにおける水難事故対策への関心の高さを示しました。
水害多発地域での取り組み
インドでは、人口の約3分の2が泳げないと言われています。特にチェンナイは、ベンガル湾に面し、サイクロンや大雨による洪水被害が頻発する地域です。そのため、水難訓練の重要性は非常に高く、今回のイベントは、在チェンナイ日本国総領事館とタミル・ナードゥ州スポーツ庁の後援のもと開催されました。
訓練では、「浮いて待て」や「エレメンタリーバックストローク」といった基本的な水難救助技術が実践的に指導されました。参加者は17歳から50歳までと幅広く、女性も13名が参加。参加者からは「とても楽しかった」「水難に関する知識を深められた」「生徒への指導に役立つ知識を得た」など、高い評価を得ています。
関係者の声
アクアティック・コンプレックスの館長、Thiru S. Aruna氏は、「水泳の大会や合宿以外でこれだけの指導者が集まるのは初めて。タミル・ナードゥ州にとって大きな財産となるだろう」とコメント。訓練の様子を視察した夛賀政幸総領事からも、大きな期待が寄せられました。
パワーストロークの活動
パワーストロークは、岡崎竜城スイミングクラブが長年培ってきた水難訓練のノウハウを活かし、2021年に設立されました。愛知県内での活動に加え、アメリカやシンガポールにも展開しており、今回のインドでの活動は、海外進出の大きな一歩となります。
なぜインドなのか?
インドでは年間5万人近くが溺死しており、その多くは15歳以下の子供です。この数字は日本の3倍にも及びます。経済成長に伴い「予防」への意識が高まっているインドにおいて、日本の水難訓練ノウハウは大きな価値を持つとパワーストロークは考えています。
今後の展望
パワーストロークは、今後も国内外で水難訓練の普及に努め、水難事故ゼロを目指した活動を続けていきます。今回のチェンナイでの水難訓練は、その活動の一環として、大きな成果を上げました。インドにおける水難対策の強化に貢献する活動として、今後の展開が期待されます。
イベント概要
名称:TNSAA登録コーチに向けた水難訓練
主催:一般社団法人パワーストローク
共催:タミル・ナードゥ州水泳協会
後援:在チェンナイ日本国総領事館、タミル・ナードゥ州スポーツ庁
日時:2023年10月1日(日)10:00~13:00
会場:チェンナイ市アクアティック・コンプレックス
* 参加者数:198名
会社情報
- 会社名
-
株式会社岡崎竜城スイミングクラブ
- 住所
- 愛知県岡崎市日名南町19-14
- 電話番号
-
0564-24-7778