セーブ・ザ・チルドレンの活動と2025年の展望
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、日々の活動として世界中の子どもたちの権利を守るための取り組みを行っています。2025年も、あたたかいご援助のおかげで、日本を含む約110ヶ国で多彩な活動を展開することができました。
現在の課題
2025年は、特にパレスチナ・ガザ地区やウクライナにおける人道危機が著しく、子どもたちが直面する環境はこれまで以上に厳しくなっています。また、ミャンマーやアフガニスタンでは大地震が発生し、子どもたちの生活や生命に大きな影響を及ぼしています。報道されることは少ないですが、シリアやイエメン、南スーダンでも状況が依然として深刻です。
セーブ・ザ・チルドレンは、これらの地域で教育、保健・栄養、子どもの保護の分野に注力し、子どもたちの命を守るための緊急人道支援を引き続き行っています。
日本国内の取り組み
国内に目を向けると、主食である米を筆頭に、物価高騰が続き、特に経済的に厳しい状況にある子育て世帯が増えています。日々の食事、教育、生活全般においても深刻な影響が懸念され、子どもたちの育成環境が危機に瀕しています。
このような状況に対処するために、「子どもの食 応援ボックス」や給付金の提供を通じて、子どもたちへの食の支援を行っています。全国規模の調査結果に基づく政策提言活動も行い、子どもたちの声を社会に届けることにも力を注いでいます。
また、能登半島の地震や豪雨で被災した子どもたちのために、学びを支える給付金や、スポーツ・文化活動の再開を助ける助成プログラムを実施しています。
ロヒンギャ難民キャンプの訪問
昨年、私はバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪問しました。暑い中、子どもたちは扇風機のない竹製の簡易住居で過ごしています。その中で出会った子どもたちは、「将来は先生になりたい」「エンジニアになりたい」と夢を語っていました。しかし、教育や安全が保証される環境がなければ、その夢は叶うことはありません。この訪問を通じて、子どもたちの権利が守られることの重要性を改めて実感しました。
未来への希望
2026年には、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが創立40周年を迎えます。それを契機に、1月末には国際事務局長のインゲル・アッシンが来日し、日本を含む世界の子どもたちの権利を推進するための政策対話を行う予定です。
私たちの活動には終わりがなく、引き続きすべての子どもが生き、生きる権利を持ち、守られ、参加することができる世界をつくるために努力していきます。同時に、皆さまの引き続きのご支援を、心よりお願い申し上げます。
終わりに
2026年が明るい未来を実現する年となるよう、私たちセーブ・ザ・チルドレンは全力で活動していきます。特に、厳しい状況にいる子どもたちのために必要な救済措置を強化し、より早く、的確に支援を届けていく所存です。