高感度放射線検出器「チャッピーデジタル211」の登場
株式会社エフユーアイジャパンが新たに開発した「チャッピーデジタル211放射線検出器」が、食品や空間線量測定において高感度かつ使いやすさを兼ね備えて登場します。
この新製品は、すでに多くのユーザーに支持されている「チャッピー検出器」の性能を大幅に向上させたものです。具体的には、以前のモデルと比較して放射線感度が約10倍にアップ。これにより、さまざまな分野での利用がよりスムーズになることが期待されています。
開発の背景と目的
株式会社エフユーアイジャパンは、放射線測定機器の研究開発を行い、2012年に設立されました。以降、多くの製品を市場に投入しており、特にチャッピー検出器は海外の大学研究室や市民の測定所でも広く使用されています。
しかし、チャッピー検出器はアナログ出力であったため、「PCの設定が難しい」との意見や、測定時間の長さから「感度を向上させてほしい」という要望が寄せられていました。これに応える形で、チャッピーデジタル211が開発されたのです。
チャッピーデジタル211の特徴
この新しいモデルでは、シンチレータの体積を約10倍に増加させて感度を向上させ、デジタル処理を採用したことでPC設定の簡略化を実現しました。これにより、一般のユーザーでも手軽に放射線測定が可能となるほか、iPhoneやiPadでも利用できるようになりました。
主な仕様と機能
- - 高感度放射線検出: 参考測定下限は10分で25Bq/kg(Cs合算方式)。
- - 簡単なPC設定: 付属ソフト「BecqueMoni For FUIJapan」を使って、放射性核種ごとの濃度計算が可能。
- - 多様な出力方式: USBデジタル出力やアナログ信号出力に対応し、幅広いデバイスで使用可能。
さらに、測定部は旧モデルと同サイズを保っているため、従来のオプションパーツもそのまま使用できます。対象とする放射性核種はCs-134、Cs-137、K-40などがあり、空間線量率も表示可能です。
オプション製品も充実
また、商品に合わせたオプション製品がラインナップされており、放射線遮蔽BOXや⼣セリウム吸収冷蔵庫なども揃っています。これにより、より精度の高い検査が可能となるのです。
すべての製品は、消費者のニーズに応じて開発されており、特に教育機関での利用や市民団体の測定活動に貢献しています。
まとめ
放射線測定技術の進化を形にした「チャッピーデジタル211放射線検出器」は、家族や地域の安全を守るための重要なツールとして期待されています。
詳しくは株式会社エフユーアイジャパンの公式ウェブサイト(
http://www.fuijapan.jp)をご覧ください。
この新製品がもたらす未来の放射線測定の可能性に、ご注目ください。