湯浴み着プロジェクトで温浴文化を広げる新たな試み

湯浴み着プロジェクトとは

株式会社バスクリンは、入浴を通じた心地よい生活の提供を目指し、さまざまな活動を展開しています。最近、新たなイニシアチブとして「湯浴み着プロジェクト」に参画し、BEAMSとのコラボレーションが始まりました。このプロジェクトの目的は、すべての人が日本の温浴文化を享受できる社会を実現することです。

プロジェクトの背景

湯浴み着は、入浴の際に着用する衣類であり、特に病気や怪我を抱える方に配慮されています。日本では、この文化が長い歴史を持つ一方で、現在、オストメイトと呼ばれる方々が約20万人以上存在しています。近年、この人数は徐々に増加しており、多くの方が温泉などの公共施設を利用することに困難を感じている現状があります。調査によると、オストメイトの方々の約6割が温泉に行けなくなったと感じており、また銭湯を「利用しない」との回答がされていることが分かっています。このような背景から、BEAMSと「オストメイトといっしょ！秘密結社アッとストーマ」が立ち上がり、湯浴み着の開発に着手しました。

湯浴み着の特徴

このプロジェクトで開発された湯浴み着は、着用者の体型や好みに合わせて選べる二種類のスタイルがあります。「yuami multi cloth」と「yuami bag」の二つで、体の露出を抑えたい部分に合わせてフィットします。これにより、入浴時に気になる視線を気にせず、温泉や銭湯を楽しむことができるようになります。これらの湯浴み着は、心の解放にもつながるアイテムとして、オストメイトの方々にとって大きな支えとなるでしょう。

お披露目イベントの開催

このプロジェクトの一環として、7月26日には東京都杉並区の「小杉湯」にて湯浴み着のお披露目イベントが行われます。参加者は、開発された湯浴み着を無料でレンタルし、実際に入浴を体験できます。また、イベント参加者にはバスクリンの温泉タイプの入浴剤「日本の名湯」のサンプルも配布され、温浴文化の普及の一翼を担うことが期待されています。

未来への展望

バスクリンは「健康は、進化する。」をスローガンに、お客様の豊かで快適な生活の提供を目指しています。湯浴み着プロジェクトの取り組みを通じて、より多くの方が温泉や銭湯を楽しむことができる社会の実現に向けて、着実に歩みを進めています。この取り組みが全国に広がり、すべての人々にとって心地よい入浴体験が提供されることを願ってやみません。公式ウェブサイトやお披露目イベントの詳細については、関連するリンクをご確認ください。

湯浴み着お披露目イベント詳細
yuami multi cloth
yuami bag