エクシオグループ、経費精算を大幅効率化!
エクシオグループ株式会社が、海外駐在員の経費精算業務に「multibook」を導入し、業務を月に4日も効率化しました。これにより、煩雑だった経費管理がスムーズに行われるようになり、従来の紙ベースの業務からデジタル化への移行が進んでいます。
課題の背景
エクシオは、情報通信インフラの大手企業として6000億円を超える売上高を誇り、17,000人以上の従業員を擁し、140社以上の連結子会社を持っています。特に海外子会社の経費精算業務では、紙やExcelに依存した方法で運用されており、各担当者のやり方がバラバラで多くのミスが発生していました。本社でも、提出された報告書の確認作業に多くの時間が費やされており、証憑書類の紙での保管が必要なため、スペースの確保も大きな負担となっていました。
導入理由
このような状況の改善を目指し、エクシオは社内で開催された「DX活動計画発表会」を契機として業務改革に取り組むことを決定しました。「multibook」は海外拠点の経費管理に特化したソリューションであり、為替レートにも対応している点が選定の決め手となりました。また、本社の会計システムと容易に連携できることも大きなポイントでした。
導入効果
「multibook」の導入によって、現地の経費管理者は毎月の立替精算業務の処理を大幅に軽減できるようになり、月に4日の短縮を実現しました。また、出力されるCSVデータを本社会計システムに直接取り込むことが可能となり、財務部の業務負担も軽減されました。さらに、証憑添付機能の導入により、本社での物理的な証憑の保管が不要となり、書庫スペースを撤去できます。これにより業務環境の効率化が図られました。
今後の展望
エクシオは今後もmultibookを活用し、さらなる業務改善を目指しています。導入されたばかりのmultibookによって、月4日分の時間短縮が実現されましたが、今後はデータ分析ツールの導入を通じて、経費把握や送金タイミングの最適化を図り、業務の透明性を高める計画です。
経営陣のコメント
グローバルビジネス本部の縄田和也氏は、「海外出向者の経費精算業務が可視化されることで、確認作業の時間が半減しました。また、財務部とのコミュニケーションも円滑になり、関係がより親密になったことを喜ばしく思います。」と述べています。今後のデータ分析ツールの活用により、小口口座への送金が余裕を持って行えるよう、経費の把握も容易になることが期待されています。
multibookの概要
「multibook」は、クラウドERPとして海外拠点向けの業務効率化を追求したソフトウェアです。12カ国語や多通貨、複数帳簿に対応し、シームレスに全世界の拠点を統合できます。製造業や商社、飲食業、建設業など多岐にわたる業種で利用されており、500社以上の導入実績を誇ります。主な機能として、会計やロジスティクス、固定資産管理、立替経費精算などがあり、企業のニーズに応じたサービスを提供しています。
会社概要
エクシオグループ株式会社は1954年設立で、東京都渋谷区に本社を置き、通信キャリア、都市インフラ、システムソリューション事業を展開しています。株式会社マルチブックは2000年に設立され、グローバルなクラウドERPサービス「multibook」の企画・開発を手がけています。エクシオとマルチブックの連携が、今後さらに多くの業務改革を推進していくことでしょう。