伝統音楽『平家物語の世界その8清盛』上演のお知らせ
2024年9月13日(金)、東京の紀尾井小ホールにて、一般社団法人当道音楽保存会が主催する『平家物語の世界その8清盛』が上演されます。この公演は、伝説的な琵琶法師によって語られる平家物語の一環として、琵琶と語り手のコラボレーションによる圧倒的な表現が期待されています。
公演の詳細
本公演の会場は東京都千代田区の紀尾井小ホール。開場は午後1時30分、開演は午後2時の予定で、上演時間は約2時間です。
出演者としては、菊央雄司、田中奈央一、日吉章吾の3人が名を連ね、平家琵琶の演奏を披露します。さらに、薦田治子氏が語り手として加わり、観客に平家の悲劇を生き生きと伝えます。
平家物語の魅力
『平家物語』は、日本の古典文学の中でも特に重要で、冒頭の《祇園精舎》で「諸行無常」というテーマが提示され、平家の壮絶な歴史が展開します。清盛はこの物語の中でも中心的な存在として描かれ、彼の出世とともに数々の悪行が語られます。特に、本公演では清盛の気まぐれな行動に翻弄される白拍子の祇王を取り上げ、彼女の哀しい歌も聴かせてくれるでしょう。また、清盛が病に倒れる様子も描かれ、その壮絶な最期がいかに強烈な感動を呼び起こすか楽しみです。
チケット情報
チケットは現在、カンフェティにて販売中です。全席自由で、料金は3,000円(税込)となっており、興味のある方は早めの購入をおすすめします。詳細なチケット購入は
こちらのリンクからご確認ください。
平家語り研究会について
平家語り研究会は、平家物語を琵琶の伴奏で語る伝統音楽である平家琵琶の伝承を次世代に伝えるために設立されました。江戸時代には箏三味線音楽と共に活躍した琵琶法師たちですが、明治維新によりその伝統が途絶えました。しかし、名古屋の盲人箏曲家たちのおかげでこの伝承は受け継がれ、現代においても大切にされています。現在、菊央雄司、田中奈央一、日吉章吾の3名が中心となって活動しており、国内外での演奏実績も増加しています。「平家ブラザーズ」という愛称で親しまれる彼らの今後の活動にも注目が集まっています。
公式情報
公演の詳細や最新情報については、公式ホームページや公式X(旧Twitter)で随時更新されています。
この機会に、伝統的な日本の物語文化にふれ、感動的な演奏体験を味わってみてはいかがでしょうか。