北九州空港新アクセス進化の全貌
2025年4月にスタートした北九州空港の新しいアクセスルートである「朽網駅特急ルート」が、2026年3月14日から新しいダイヤ改正に伴い、さらなる進化を遂げることが発表されました。九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と北九州市の協力により、利便性向上に向けた具体的な取り組みが行われています。
特急列車の本数が大幅増加
新しいダイヤでは、朽網駅に停車する特急列車の本数が、現行の上下10本から夕方・夜間の時間帯に特化して、上下計16本へと増強されます。特急「ソニック」や「にちりんシーガイア」など、利用者が多い朝夕の時間帯に特急が停車することで、空港へのアクセスがよりスムーズになります。
特に、この変更により遅い時間に朽網駅を発車する列車が増えるため、仕事や観光からの帰りにとても便利です。ただし、追加の停車列車の本数については、利用実績を基に検討が続けられるとのことです。最終的な列車の時刻については、2026年1月23日に発行されるJR時刻表で正式に発表される予定です。
スムーズな乗り換えの仕組み
利用者にとって魅力的なのは、特急列車とエアポートバスのスムーズな乗り換えの仕組みです。JRを利用して朽網駅に到着したお客様は、特急列車の到着から約5~15分後に出発するエアポートバスに乗り換えることができます。これにより、空港までの移動が一層快適になります。
空港に到着したお客様も同様で、航空機の到着からおおよそ15~20分後に朽網駅行きのエアポートバスが出発します。この密な時間帯の設定により、渋滞の心配をしなくても、効率的に移動できる仕組みが整備されています。
お得な乗車券の提供
さらに、相互アクセスを利用することでお得なきっぷも登場しています。特に「おでかけアプリmy route」や「JR九州アプリ」で購入できる、JRとエアポートバスがセットになったきっぷが好評です。このきっぷには、発着駅~朽網駅の乗車券と自由席特急券、そして朽網駅~北九州空港のバス運賃が含まれており、一つのきっぷで全てをカバーしています。
対象区間には、北九州空港から折尾、黒崎、小倉、博多、別府・大分が含まれており、特に観光や出張での利用が期待されています。詳細な運賃設定に関しては、JR九州のホームページで確認することができます。
まとめ
北九州空港との新しいアクセス手段「朽網駅特急ルート」は、今後ますます利便性が向上し、乗客の期待に応えていくこととなります。渋滞もなく、スムーズなアクセスを実現できるこのルートを、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。