新型検査ブース登場
2020-12-09 08:00:02

ウィルスから医師を守る新たな検査ブース「ドクターガードホープ」登場

ウィルスから医療従事者を守る「ドクターガードホープ」



医療機関におけるウィルス検査の新しい形として、注目を集めている「ドクターガードホープ」が登場しました。これは、主に屋外での使用を想定したウィルス検査ブースで、医療従事者を感染から守るために設計されています。特に、PCR検査やインフルエンザなどの各種検査を行う際に、その効果を発揮します。

この製品は栃木県立がんセンターからの要望に応じて開発が始まりました。医師たちの要望は以下の通りです:
1. 感染疑いのある患者と一般患者の動線を隔離したい。
2. 医療従事者が感染しないようにすること。
3. コロナウイルスやインフルエンザの検査に使用可能であること。
4. 自走可能で移動が容易であること。

「ドクターガードホープ」は、これらのニーズに応える形で開発が進められました。屋外の気圧よりもブース内部の気圧が高くなるように設計されており、常に給気量を制御して外部からウィルスが侵入しないように工夫されています。これにより、ブース内は常に陽圧が保たれ、より安全な環境を実現しています。

特徴と機能



このブースでは、外気を取り込む吸気設備が三段階のフィルターを通過します。まず、プレフィルターで目に見えるサイズの粉塵を除去し、次に中性能フィルターでさらに細かい粉体を、最後にバニッシュHEPAフィルターで新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスを99.97%カットします。このフィルターのシステムによって、HEPAフィルターの劣化を防ぎ、メンテナンスコストも軽減されています。

さらに、使用中にフィルターの劣化を可視化するためのマノメーターも装備されています。医療従事者が安心して使用できる環境を整えているのです。

また、ブース内には快適な室内環境を提供するストリーマ搭載のエアコン、二人で簡単に移動できるキャスター、ウィルスの侵入を防ぐ窓と腕穴部が設置されています。また、耐熱性を持つ外壁や抗菌仕様の内壁により、季節を問わず快適な検査が可能です。

医師と患者のコミュニケーションをスムーズに行うためのヘッドセットやマイク、スピーカーもオプションで用意されており、プライバシーを守るための電動開閉ルーフも雨の日の検査をサポートします。

このように、医療従事者からの多様な意見を反映し、改善を重ねてきた「ドクターガードホープ」は、現在特許出願中です。医療現場での安全性を確保し、迅速な検査を実現するための強力なパートナーとなることでしょう。

会社概要


「ドクターガードホープ」を開発したのは、田崎設備株式会社です。栃木県真岡市に本社を置き、冷凍冷蔵設備や業務用空調設備などを設計・開発しています。その実績と専門性により、医療分野での重要なニーズに応える製品が再び生まれました。詳細は田崎設備の公式ホームページをご覧ください。

会社情報

会社名
田崎設備株式会社
住所
栃木県真岡市長田1-2-9
電話番号
0285-80-2040

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