中判フィルムで描く、CHiKAのファインアートウェディングフォトの魅力

中判フィルムで紡ぐ物語 - CHiKAのファインアートウェディングフォト

フォトグラファーのCHiKAは、日本で初めて中判フィルムカメラを用いた「ファインアートウェディングフォト」のサービスを展開しています。近年、海外ではこのスタイルのウェディング写真が人気を博していますが、国内ではまだ多くの人に知られていません。この新しい試みが、どのようにウエディングフォトの世界を変えていくのか、その魅力に迫ります。

ファインアートウェディングフォトとは？

ファインアートウェディングフォトは、主に中判フィルムカメラで撮影されるウェディング写真のことを指します。このスタイルの特徴は、フィルムの特性によってもたらされる独特の美しさ、豊かな色彩、そして何より高い芸術性です。写真はただの記録ではなく、観る人に感情を与え、空気感を感じさせるような作品として仕上げられます。

日本のウエディング業界において、このファインアートウェディングフォトがどのように浸透していくのかは、関心の高いテーマです。その美しさは、多くのカップルが夢見る結婚式の幻想的な世界をリアルに描き出します。

CHiKAについて

CHiKAは静岡県出身のフォトグラファーで、早くから美術にも親しんできました。高校卒業後、渡米しカリフォルニア州の大学で映画監督の勉強をし、帰国後は都内の広告スタジオでアシスタントを務めました。しかし、彼が本格的にウェディングフォトグラファーとして活動を開始するきっかけとなったのは、ウエディングの持つ魅力に触れたことでした。

2012年には自身の会社「ココフルール」を立ち上げ、国内外で多くのウェディング撮影を手掛けるようになりました。彼の作品は、花嫁が憧れる夢の世界をリアルに再現します。

ファインアートウェディングフォトへの情熱

CHiKAはファインアートウェディングフォトに出会った際、非常に強い感銘を受けました。「息を呑むほどの美しさ」とは、まさにその表現です。中判フィルムカメラのファインダーを覗くと、通常の風景が驚くほど美しく変わり、結婚式の持つ幻想的な側面を鮮明に表現します。

彼は、「結婚式は花嫁が描くファンタジーの世界である」と信じています。だからこそ、フィルムで撮影することがその夢を感じさせるのです。写真を撮る時は、一瞬の風景を大切にしながら、シャッターを切ることに集中します。そして、現像が上がるまでのワクワク感もまた、彼の作品作りの一部です。

「写真は未来へ引き継がれるもの。だからこそ、私は日本でこのファインアートを広めていきたい」とCHiKAは語ります。彼は、記録としてだけでなく、後世に価値が伝わるような作品を残していくことを目指しています。