新刊『裸眼思考』が示すビジネスの新しい思考法とは
2024年9月19日、株式会社かんき出版より人気著者・荒木博行の新著『裸眼思考』が発売されました。この本は、ビジネスの現場で直面する課題に対し、思考法を変えることで新たな答えを見いだす手法を提示しています。著者は、近年ビジネスの現場で求められる迅速かつ効率的な「タイパ(タイムパフォーマンス)」の重要性に触れ、それがもたらす思考スタイルの限界について考察しています。
効率的な思考法の限界
近年、多くのビジネスパーソンは「仮説思考」や「逆算思考」といった効率的な思考方法を身につけてきました。しかし、これらの手法が行き詰まるケースが多く見受けられます。荒木氏自身もこの状況に直面し、合理的なアプローチが結果的に仕事を苦痛に変える一因であったと述べています。
この本では、こうした効率的思考法、いわゆる「レンズ思考」の限界を認識し、その壁をどうすれば打破できるのかについて掘り下げています。P&Gやパタゴニアなどの具体例を交えながら、著者が提唱する新たな思考法「裸眼思考」の重要性を伝えています。
「裸眼思考」とは何か?
「裸眼思考」とは、目的や知識にとらわれず、物事をあるがままに見る能力を磨くことです。著者は、自身の経験を基に、この思考法をマスターすることで得られる自由さや創造性の重要性を強調しています。アウトプットの質を高めるためには、「レンズ思考」と「裸眼思考」の両方を適切に使うことで、より深い理解が得られるとしています。
本書の構成
本書は、次の三つの部に分かれています:
1.
「裸眼思考」とは?
- この部分では、「レンズ思考」の限界を示し、「裸眼思考」が必要である理由を明確にします。
2.
裸眼思考の3つのステップ
- 実際に「裸眼思考」を身につけるためのプロセスを詳細に解説します。
3.
裸眼思考 実践編
- 個人や経営者としての実践事例を具体的に紹介し、その多方面での応用可能性を探ります。
このように、本書は日常的な意思決定から経営戦略に至るまで幅広く応用できることを伝えます。
著者の紹介
著者の荒木博行氏は、株式会社学びデザインの代表取締役であり、武蔵野大学のアントレプレナーシップ学部でも教授を務めています。彼は、住友商事やグロービスでの経験を経て、独自の思考法や教育手法を確立してきました。また、音声メディアのパーソナリティでもあり、広範な知識でビジネスシーンに貢献しています。
書誌情報
- - 書名:『裸眼思考』
- - 定価:1,650円(税込)
- - 判型:A5判
- - ページ数:200ページ
- - ISBN:978-4-7612-7760-4
この新たな思考法を学ぶことで、ビジネスパーソンは無限の可能性を手に入れることができるのではないでしょうか。気になる方は、ぜひ書店やオンラインで手に取ってみてください。また、著者の他の著書も参考にしながら、自分自身の成長に役立ててみてはいかがでしょうか。