箱根老舗旅館『一の湯』がロマンスカーとのコラボを発表
箱根を代表する老舗旅館『一の湯』(創業393年)が、2025年12月から2026年1月まで、小田急の特急「ロマンスカー」とコラボした特別宿泊プラン「陽だまり一の湯 ロマンスカールーム」を提供します。このプランは、露天風呂付き客室にロマンスカーのデザインを取り入れ、魅力的な宿泊体験を実現しています。
伝統と革新の融合
「一の湯」は、1630年に創業し、長い歴史を誇る温泉旅館であり、その伝統を守りつつ現代のニーズに応えるべく新たな取り組みを行っています。今回のロマンスカーとのコラボは、その一環で、昭和から続く旅情を現代のファミリーやZ世代に向けて再編成し、魅力的な体験を提供する試みです。
特別な客室の魅力
コラボルームは、ロマンスカー現役4編成のデザインをしたタペストリーで装飾され、客室内に“架空駅”の演出も加えられています。これにより、旅館にいながらにして鉄道の世界を楽しむことができる、他では味わえない特別感が演出されています。また、宿泊特典としてタオルやマグカップ、ステッカーなどの限定ノベルティもご用意され、宿泊者全員にお渡しされます。
行き届いた価格設定
高級宿泊を提供するコラボレーションの中で、一泊の料金は2万円台からとなっており、手が届く価格設定が魅力。また、部屋数は1日2室限定のため、希少価値が高く、予約は公式サイトか小田急トラベルからのみ可能です。これにより、特別な体験を求める人々に強くアピールしています。
温故知新の旅
近年はレトロな文化が再注目されており、この流れの中で「ロマンスカーで行く箱根旅行」が果たす役割は重要です。昭和の懐かしさを感じさせる旅情こそが、Z世代やファミリー層に響く大きな要素です。特に、デジタル世代の若者が「手触りのある時間や人の温もり」を求める中で、こうした体験が新たな旅のスタイルとして支持される傾向にあります。
今後の展望
ロマンスカーとのコラボを通じて、箱根の新たな観光地としての価値を高めようとする『一の湯』。創業395周年を迎えるこの時期に、豊富な歴史をもつ旅館が新しい形での受け入れを計画しているのは、旅行業界全体にとっても新たな可能性を提示するものです。
伝統と現代を繋ぐこの特別な宿泊体験。「陽だまり一の湯 ロマンスカールーム」での滞在を通じて、素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。予約受付は2025年11月1日から開始されるので、ぜひお見逃しなく。