企業版ふるさと納税で福知山市が介護と健康を支援

企業版ふるさと納税で福知山市が新たな一歩

今年、京都府福知山市は株式会社日本ケアコンサルティングからの大規模な寄付を受けました。この企業版ふるさと納税による1,000万円のご支援は、今後の地域振興の重要な資金源となります。

福知山市の大橋一夫市長は、この寄付を感謝の意を表し「市民が自分らしく暮らし続けられる基盤を築いていきたい」と述べました。この寄付金は、特に介護人材確保対策事業とアクティブシティ推進事業に充てられます。

介護人材確保対策事業

高齢化社会が進む中、介護人材の不足は大きな社会問題です。そのため、福知山市は、介護人材を確保し、育成、定着のための取り組みを進めています。この事業では、市内の介護事業所への支援金の支給が行われ、特に継続勤務するスタッフに対して金銭的援助が充実しています。

- 主な取り組み: 介護人材定着支援金として、3年間で合計60万円を支給。
- 外国人介護人材支援: 在留資格を持つ外国人に対しても、同様に経済的支援を行っています。
- イベント: 地域に根付く介護の魅力を伝えるため、「介護の日大作戦」や「福知山市福祉職場就職フェア」などのイベントも展開。

アクティブシティ推進事業

福知山市には、運動習慣を持たない人が多く、高血圧の人も多いという健康課題があります。これに対処するため、アクティブシティ推進事業が立ち上げられ、市民が心身ともに健康で充実した生活を送れるよう様々な活動を展開しています。

- 健康アプリ: 市民がポイントを獲得できる健康アプリを用いた取り組みやウオーキングイベントを開催。
- 体験型メニュー: 食事と運動を取り入れた健康経験を促進する「アクティブライフ体験会」が好評です。
- アドバイザー企画: 北京オリンピックマラソン選手の中村友梨香さんが主導するプログラムも進行。

感謝の言葉

日本ケアコンサルティングの代表、福地俊氏は自身の幼少期の思い出を振り返り、福知山市への恩返しとして寄付を決意したと語ります。故郷への愛情と、地域発展への強い思いが込められています。

これに対し、大橋市長も感謝の気持ちを表し、共に地域を支え合う強固な絆を築いていくことの大切さを強調しました。このように、企業と市が手を取り合い、地域の未来を支えていく姿は、福知山市の発展に向けた明るい未来を象徴しています。