コクヨ新社屋「KOKUYO HQ」がもたらす新しい働き方の未来
コクヨ株式会社が90年ぶりに本社を移転し、大阪の「グラングリーン大阪」に新たに「KOKUYO HQ」を設立しました。この新本社は2026年6月16日にグランドオープンを迎える予定で、コクヨの新たな挑戦の舞台となります。新しい本社を通じて、コクヨは「未知を拓く」というコンセプトのもと、グローバルな成長を目指すとともに、関西経済圏にも貢献していくことを宣言しています。
新社屋の概要
「KOKUYO HQ」は、所在地が大阪府大阪市北区大深町で、床面積は1260.25坪にわたって構成されています。この新しいオフィスは、単に社員が働く場であるだけでなく、法人顧客やパートナー企業と共に新たな体験を創出する公開実験場としての役割を果たします。
コクヨは、既存の東京品川オフィス「THE CAMPUS」での成功事例をもとに、社員のエンゲージメントを高めるための工夫とデザインを盛り込んでいます。実際、「THE CAMPUS」では、オフィスでの体験の質が向上し、社員の満足度も向上していることが示されています。
経営基盤の見直し
新社屋設立に向けた背景には、コクヨの経営基盤を強化する狙いがあります。旧本社にあったコーポレート部門は機能ごとに分散しており、部門間の連携に課題がありました。しかし、「KOKUYO HQ」では、これらの機能を一つのフロアに集約することで、自然な交流が生まれる環境を創出し、全社的なコミュニケーションを促進します。
空間デザインに込めた想い
この新本社のデザインには、米国のインテリア設計事務所「Studio O+A」が携わっており、「Promenade of Discovery(発見の散歩道)」というコンセプトが採用されています。デザインは、快適さと機能性を兼ね備えた視点で構築されており、さまざまな体験を通じて社員の創造性を引き出す空間を提供します。
- - Gateway(ゲートウェイ): お客様を迎える場であり、新たな関係性を築くスタート地点として機能します。
- - Parkside(パークサイド): 社員が心身の健康を維持しつつ、より良いパフォーマンスを発揮することができるよう設計されたエリアで、家族や友人とも交流できる場も用意されています。
- - Treehouse(ツリーハウス): インプットや思考に専念できる静かな環境を提供し、オフィスの喧騒から離れることで集中力を高めます。
- - Marketplace(マーケットプレイス): 多彩なイベントや交流が可能な広々とした社内カフェで、食を通じたつながりも深まります。
社内と地域のつながり強化
コクヨは本社移転後の3カ月間を社内交流の強化月間と定め、社内BARやファミリーイベントなどを企画して、社員同士のコミュニケーションを促進していきます。また、2026年10月には、地域とともに楽しむ文化祭「CULTURE SNACK」を共同開催することも計画しています。このイベントは気軽に参加できる文化体験を重視し、地域コミュニティとのつながりも強化されることでしょう。
AIによる働き方の進化
さらに、コクヨは「オフィスOS」を活用し、AIが働き方を革新するためのシステムを進めています。このシステムは、社員の行動パターンやニーズを学習し、最適なサポートを提供することを目指します。
まとめ
コクヨの新本社「KOKUYO HQ」は、ただの業務空間ではなく、法人顧客や地域とのつながりを促す文化の発信地としての役割を果たします。新しい働き方とともに、コクヨの未来がどのように変わっていくのか、今から楽しみです。