愛知県西尾市とピジョンの包括連携協定
2025年8月5日、東京に本社を置くピジョン株式会社は、愛知県西尾市との間で「連携と協力に関する協定」を締結しました。この協定は、主に子育て支援と災害時の非常物資の供給を目的としています。
協定の背景と目的
ピジョンは、「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」という理念のもと、育児関連商品やサービスを提供してきました。近年、地方自治体と協力し、育児支援においてもさまざまな取り組みを進めています。特に、南海トラフ地震などの大規模な災害に備え、ピジョンは「赤ちゃんの防災」に関する意識の浸透を目指して、自治体や企業との連携を強化しています。
西尾市は、2024年度末に「こどもが真ん中にいるまち」を基本理念とした「西尾市こども計画」を策定しており、子どもとその家庭が住みやすい環境の実現に向け、積極的に施策を展開しています。また、南海トラフ地震による影響が特に懸念される地域の一つでもあり、災害時における子育て世代への支援が重要な課題とされています。このような背景から、両者は連携協定の締結に至りました。
協定の内容
1. フードロス削減に寄与する出荷期限切れ商品の提供と活用
2. 子育て環境の質向上
3. 子どもの災害時の備えと物資供給
4. SDGsの達成に関する取り組み
5. その他必要な施策の協議
災害時には、ピジョンが提供する以下の優先供給物資が活用されます:
- - 哺乳びん、水、おしりふきなど、子育て家庭に必要不可欠なアイテム
これにより、もしもの時にも安心して子育てができる環境が整うことを期待しています。
調印式の様子
調印式が行われた西尾市役所には、市長の中村 健氏とピジョンの執行役員ベビーケア事業本部長、大口将利氏が出席し、協定書に調印しました。
中村市長のコメント
中村市長は「ピジョンと協定を結ぶことができ、大変心強く思います。ピジョンの理念は西尾市の子育て支援とも共鳴しており、今回の協定が災害時に安心して子育てできる環境作りに寄与することを確信しています」と語りました。
ピジョンの大口本部長のコメント
大口本部長も「西尾市様のこれまでの取り組みに貢献できることを光栄に思います。この連携を通じて地域社会の発展に貢献していきたい」と述べ、今後の協力への意欲を示しました。
今後の展望
今回の協定締結は、ピジョンにとって東海地域での新たな試みであり、全国的にも稀な事例です。ピジョンは今後も、すべての赤ちゃんにやさしい社会を実現するため、幅広い活動を展開していく予定です。
地域に根ざした取り組みが織りなす新たな未来に、期待が高まります。