水田をテーマに
2025-10-16 08:20:08

パタゴニアが水田をテーマにしたカンファレンスを開催へ

パタゴニア・インターナショナル・インクの日本支社が主催する「リジェネラティブ・オーガニック カンファレンス 2025」が、2025年11月27日に開催される運びとなりました。今回のカンファレンスでは、日本の農業において重要な役割を持つ水田システムをテーマに取り上げます。このイベントは、リジェネラティブ・オーガニック認証に基づいた新しい「水田稲作ガイドライン」を導入することを目指しています。水田特有の生物多様性やネイチャーポジティブ効果に焦点をあて、水田を基盤とした農業が環境再生に寄与する可能性を探る貴重な機会となります。

第3回目となるこのカンファレンスは、パタゴニア日本支社がリジェネラティブ・オーガニック農業を推進する一環として行われ、過去には「解決策としての農業をともに考える」や「国内の畑地システムにおける実践とこれからの発展に向けて」というテーマで開催されてきました。今回のテーマは「水田稲作システムと日本における可能性」で、参加者は水田の特性を理解し、環境再生の未来像を描いていくことを目的としています。

日本を含むアジアモンスーン地域では、水田農業が何世代にもわたって受け継がれてきており、その文化や生活様式に深く根ざしています。しかし、国際的なリジェネラティブ農業の議論は、畑地に焦点が当てられることが多く、水田システムの独自性や価値は十分に理解されていません。ここにおいて、水田を基盤とした農業の未来を語る機会が求められています。

農業者は単に生産者であるだけでなく、国土や生態系の管理者としての役割も担っています。そのため、農業を「環境を再生する産業」として位置づけ、生態系機能の回復に寄与することが求められています。また、水田システムの価値を再評価し、異なる農業システムを統合することで、日本は世界のリジェネラティブ農業をリードするポジションに立つことが期待されています。

パタゴニア日本支社は、リジェネラティブ・オーガニック・アライアンスと連携し、既存の有機認証を基盤にした新しいガイドラインの策定を進めてきました。カンファレンス当日は、このガイドラインをもとに農業の未来について参加者と意見を交わし、新たなビジョンを描く場となります。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。申し込みはオンラインで受け付けており、申し込まれた方には期間限定のアーカイブ配信もご用意しています。詳細はパタゴニアの公式ウェブサイトをご覧ください。

開催概要


  • - 日時: 2025年11月27日 (木) 13:00~17:00
  • - 参加費: 無料(要申込)
  • - 参加方法: オンライン視聴(申し込んだ方に限り期間限定のアーカイブ配信あり)
  • - 申し込み締切: 11月26日(水)17:00まで
  • - 主催: パタゴニア日本支社
  • - 後援: リジェネラティブ・オーガニック・アライアンス

プログラム内容


  • - 第1部: 「水田システム」の特徴と重要性
  • - 第2部: 水田システムとネイチャーポジティブの国内ポテンシャル
  • - 第3部: 水田稲作でのRO認証取得への協同研究
  • - 第4部: RO認証の国内運用の展望

この特別なカンファレンスで、参加者全員で未来の農業について考える貴重な機会にご参加いただけることを心待ちにしています。ご興味のある方は是非お申し込みください。


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会社情報

会社名
パタゴニア日本支社
住所
神奈川県横浜市戸塚区川上町91-1BELISTAタワー東戸塚5階
電話番号
045-435-6000

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