データリテラシーとの格闘~データの見方を変える新書が登場
株式会社デリバリーコンサルティングが2024年11月29日に新刊『データリテラシーとの格闘 ー身の回りの「データ」に対する見方が変わる!』を発売する。この本は、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中で、企業が抱えるデータ活用の課題を克服するために必要な「データリテラシー」に重きを置いている。
なぜ「データリテラシー」が必要か
現代社会では、DXが一般化しているが、日本におけるデータ活用の成功事例は依然として少ない。約3%の企業しか満足いく成果を得ていないのが現実だ。そして、ただシステムを導入するだけではビジネスインパクトは得られないことが多く、真の成果を得るためには企業全体がデータを中心にアクションを起こす環境が必要だ。
そのようなデータドリブンな状態を達成するために重要なのが「データリテラシー」である。これは、複雑なデータを正しく理解し、活用し、その価値を引き出す能力を指す。このスキルの向上は、個々のリテラシー向上だけでなく、組織全体のデータ文化の醸成につながる。
執筆者はデータ戦略の専門家
本書の著者は、データ戦略とデータリテラシーの専門家であり、デリバリーコンサルティングのデータストラテジーグループのグループ長である水野悠介氏だ。彼は、10年以上にわたってデータの可視化、分析および共有の基盤を構築してきた実績を有し、理論に留まらず実践的な解決策を提示することに重きを置いている。
本書は現場での経験を活かし、実際のプロジェクト例を交えて具体的なアプローチを提案。データを活用し、業務の価値を真に引き出したいと考えている企業にとって、まさに必読の書である。
本書の構成
本書は二部構成となっており、第一部では「データリテラシーの理解と向上」と題し、次の章が含まれている。
1. なぜデータリテラシーが必要なのか
2. データ組織のプロジェクト事例
3. 個々のデータリテラシー向上
4. 組織のデータリテラシー向上
第二部では、「データリテラシーとの格闘」とし、以下のテーマを扱う。
5. 製造現場のデータドリブン
6. 勘と経験からの脱却
7. 残業時間の可視化
8. データアクセシビリティの向上
発刊セミナーの開催
書籍の発刊を記念して、2024年12月12日(木)にセミナーが開催される。第1部でデータリテラシーの基本的な概念から具体的な方法までを網羅的に解説し、データドリブンな組織を目指している企業には嬉しい機会となるだろう。セミナーの詳細や申し込みは公式ウェブサイトで確認できる。
株式会社デリバリーコンサルティングの概要
デリバリーコンサルティングは、企業のデータリテラシーの診断から改善、さらにはテクノロジーパートナーとの連携を通じたDXコンサルティングまで幅広く支援している。2003年設立以降、システム開発からITコンサルティングへと分野を広げ、国内外に拠点を持ちながら成長を続けてきた。
本書は、ビジネスの成功を願う企業にとっての新しい道しるべとなるだろう。データを起点に新たな価値を生み出したい人は、ぜひ手に取ってみてほしい。