TBWA HAKUHODOが制作した「MANGA MANNERS」、グッドデザイン賞受賞!
2025年度グッドデザイン賞を受賞したのは、TBWA HAKUHODOが手がけた『MANGA MANNERS』というプロジェクトです。このプロジェクトは、世界中に根強い人気を誇る日本のマンガを活用し、観光客に向けてマナーを楽しく学べる体験を提供することを目的としています。
日本では、外国人観光客が年々増加しており、さまざまな文化の違いが日常生活に影響を及ぼしています。たとえば、ゴミの捨て方や公共交通機関の使い方についての誤解がトラブルを引き起こすことがあります。そこで、TBWA HAKUHODOはマンガのキャラクターたちを通じて、観光客に日本のマナーを分かりやすく伝える方法として『MANGA MANNERS』を発表しました。具体的には、『美少女戦士セーラームーン』や『進撃の巨人』などの17作品からキャラクターを起用し、ユーモラスなデザインで表現しています。
このプロジェクトは、特に成田空港で2024年10月から掲出を開始し、その後東京・品川、名古屋、京都、新大阪の各主要新幹線駅へも展開する予定です。マンガのコマ割りや視覚的な演出を取り入れることで、言葉の壁を越えて直感的に理解できる内容となっており、観光客にとって非常に魅力的な広告として注目されています。
審査員からは「おもてなしとルール遵守という二つの日本の習慣を融合した新しい手法」として評価され、多文化共生や国際交流の場で広がりを見せる可能性があるとされています。これにより、観光客と地域社会のコミュニケーションが円滑になり、共生の環境が整うことが期待されています。
グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本を代表するデザイン評価制度であり、今年度は5,225件の応募の中から1,619件が受賞作品として選ばれました。『MANGA MANNERS』の受賞は、デザイン界においても大きなニュースとなっています。
このプロジェクトを通じて、TBWA HAKUHODOは『DISRUPTION®︎』という独自の哲学を駆使し、既存の常識を覆し新たな価値を創造することに成功しました。観光産業における新たな試みとして、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。
詳しい受賞情報は、グッドデザイン賞公式サイトにてご覧いただけます。
受賞詳細
スタッフリスト
- - 企画制作:TBWA HAKUHODO、博報堂
- - Creative Director:宇佐美雅俊
- - Senior Art Director:伊藤裕平
- - Art Director:神之田裕貴
- - Copywriter:山口千乃
- - Account Executive:近藤陽子、松井文
- - Designer:東京アドデザイナース
TBWA HAKUHODOについて
2006年に博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立されたTBWA HAKUHODOは、広告業界の革命を目指す企業です。質の高いソリューションを創造し、クライアントのビジネス成長に寄与することを目指しています。
公式サイト