アットホームが「スマート申込」で家賃保証業務の効率化を実現

アットホーム、新たな家賃債務保証会社と提携

アットホーム株式会社は、2024年12月から新たに株式会社アドヴェントと株式会社Wellon Solutionsの2社との連携を発表しました。この連携により、オンライン入居申込システム「スマート申込」の家賃債務保証会社との提携実績は54社に達します。これにより、賃貸物件の入居申込がより便利になり、消費者にとっても快適な住宅探しの環境を提供できることとなります。

新しい連携の意味とは

新たに登場する2社は東京都に本社を持つ企業であり、両社との協力により、アットホームはさらなるサービス充実を目指します。オンライン申込システムは、従来の紙ベースの手続きに比べ、業務の効率化を図ることができるため、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する重要な一歩となります。

スマート申込の仕組み

「スマート申込」は入居希望者が簡単な情報入力でオンラインから申込みを行えるシステムです。申込者が入力する情報は、氏名や住所、勤務先、緊急連絡先など多岐に渡り、これらの情報が保証会社に自動で連携されることで、スピーディーに審査を行うことが可能になります。従来の方法では、手書きの申込書をFAXや郵送でやり取りする必要がありましたが、この新しい仕組みにより、業務負担が大幅に軽減されます。

背景 – 増加する家賃債務保証の需要

2020年4月の民法改正により、連帯保証人の極度額が明示されることが義務化され、家賃債務保証会社の利用が急増しています。アットホームによる調査によれば、賃貸取引の約69.8％が家賃債務保証制度を利用していると報告されています。特に多くの不動産会社では、家賃保証会社とのやり取りを従来のFAXや郵送で行うため、業務負担が増加しています。このため、アットホームは「スマート申込」を通じて、業務効率化と入居審査の迅速化に努めてきました。