行方市の新たな書体「行方市フォント」プロジェクト
行方市が市制施行20周年を迎えるにあたり、新たな書体「行方市フォント」(仮称)を制定するプロジェクトを開始しました。この取り組みは、市職員や地元の子どもたちが参加して、行方市の特徴や文化を反映した書体を共同で選定することを目的としています。
日本国内では自治体による制定書体はあまり例がありませんが、海外では自治体がその地域の特色やアイデンティティを表すための書体を持つことが増えています。本プロジェクトでは、行政から発信される広報物や業務上の制作物でこの新しい書体を活用することを想定しています。行方市の独自性を反映したデザインは、職員や市民が一緒に考えることで、地域のブランディングやプロモーションに大いに寄与することが期待されます。
プロジェクトの進行予定
このプロジェクトは、株式会社モリサワとの連携協力によって進められます。行方市における「行方市らしさ」を考えるために、広く市民を巻き込んだ取り組みが行われます。具体的には、以下のような流れで進行する予定です。
1. 市職員向けワークショップ
- - 日時: 7月8日(火)13:00~16:30
- - 会場: 天王崎観光交流センターコテラス
- - 概要: 「行方市らしさ」をテーマにしたワークショップを開催し、制定書体の候補を検討します。市の職員が集まり、地域の特性を反映させた書体について意見を交わします。
2. 小学生向けワークショップ
- - 日時: 8月予定
- - 概要: 従来の文字のデザインに触れつつ、候補となる書体の中から投票を行います。子どもたちが参画することで、地域への愛着や関心が育まれることを期待しています。
3. 中学生による投票での決定
- - 日時: 9月予定
- - 概要: 中学生たちによる最終投票が行われ、選定が完了します。若い世代の意見が反映されることで、未来を担う子どもたちが行方市に対する一層の愛着を感じられるような結果を目指します。
インナーブランディングとシティプロモーション
「行方市フォント」の制定を通じて、行政の発信力を強化し、地域のアイデンティティを深めていく狙いがあります。また、市民が参与することで、インナーブランディングに直結し、行方市としての一体感を醸成することが可能です。これにより、行方市そのものが持つ価値を高め、地域振興につなげていくことが期待されます。
このプロジェクトによって、行方市がどのような独自の書体を生み出すのか、またそれが地域にどのような影響を及ぼすのか楽しみですね。市民の皆さんが積極的に参加し、協力することで、行方市の次のステージへと足を運ぶ素敵な機会になることでしょう。