中東ヨルダンの難民が作る木製つみき、クラウドファンディング開始!
この度、クラウドファンディングサイト「Good Morning (CAMPFIRE)」にて、環境に優しい木製つみきのプロジェクトが始動しました。このプロジェクトは、日本初上陸となるもので、紛争や迫害によって母国を離れたヨルダンに住む難民たちが手作りしたオリーブの木で作られています。
難民たちの生活とMUUTの誕生
多くの難民が母国で大切なものを失い、新たな生活を強いられていますが、彼らはなお自らの手で平穏な生活を取り戻そうと奮闘しています。2021年11月、私たちはそんな難民たちを支援するために、オリーブの木製食器ブランド「MUUT」を設立しました。今年5月からは、日本向けにオンライン販売を開始し、生産量も増加しています。
製造過程において残ってしまう木の切れ端を利用できないかと考え、子供たちが楽しめるつみきを作ることを思いつきました。オリーブの木は、その滑らかな手触りと自然由来の塗装によって、小さなお子さまにも安全です。また、オリーブは「平和」や「知恵」を象徴しており、このつみきは子供たちに平和の大切さを伝える役割も果たします。
ヨルダンとオリーブの文化
ヨルダンは大部分が砂漠地帯ですが、オリーブの木は至る所に生えています。この国のオリーブは約8,000年前から「豊かさや神聖さ」の象徴とされ、大切にされています。それだけでなく、オリーブは国連の旗のデザインにも使われるなど、世界的に「平和の象徴」としても認識されています。
また、今回のクラウドファンディングでは、シリア難民の雇用を支援するためにトルコで設立された「Fease」とのコラボレーションによるオリーブ手刺繍入りのギフト袋も用意しています。シリア人の母親たちが心を込めて刺繍を施した美しいアイテムをご楽しみいただけます。
プロジェクトへの思い
ヨルダンには、普通の生活を我慢強く求める多くの難民が住んでいます。偶然生まれた土地が紛争に巻き込まれる中で、彼らには全く罪はありません。私たちは彼らに「仕事」と「安心できる生活空間」を提供し、共に未来を築く手助けを目指します。
このつみきが、子どもたちに環境問題や難民問題への理解を深めるきっかけになればと心から願っています。製品が一人でも多くの方に愛され、手元に届くことを期待しています。
クラウドファンディング情報
このプロジェクトは、2023年8月24日から9月30日までの期間中に、目標金額30万円を設定しています。リターンには、オリーブウッド製の商品だけでなく、様々な木製商品が用意されています。
ぜひ、プロジェクトの詳細は
こちらのリンクをチェックしてください!
クラウドファンディングの起案者
大橋希(おおはしのぞみ)は大学生の頃に中東を訪れ、難民キャンプの現状を目の当たりにしました。彼女の経験がこのプロジェクトの原動力となっており、過去に難民を支援するソーシャルビジネスに携わったこともあります。彼女の活動と「MUUT」への想いをぜひ知ってください。
このプロジェクトは、物づくりを通じてより良い未来への第一歩を踏み出すものです。