次世代サイネージ実証実験
2025-07-15 14:28:08

自動販売機の上部活用!次世代デジタルサイネージの実証実験開始

次世代デジタルサイネージの実証実験が始まる



2025年7月22日より、株式会社西武ホールディングスと株式会社MOYAIが共同で、駅構内における次世代デジタルサイネージの実証実験をスタートします。このプロジェクトは自動販売機の上部に設置されるデジタルサイネージを利用し、新たな情報インフラの構築を目指しています。

新たな情報発信の形



今回の取り組みは、西武グループとMOYAIの資本業務提携を背景に行われます。実証実験では、特に公共性の高い情報を多言語で発信することに重きを置いています。これにより、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語などで天気予報や熱中症対策情報を提供します。このような試みは、訪日外国人(インバウンド)にとっても有益であり、公共の場での情報格差を解消する一助となるでしょう。

実証実験の具体的な内容



実証機は、西武鉄道の池袋駅構内に2台、所沢駅ホームに1台設置される予定です。設置期間は2025年7月22日から12月までの予定で、その間に視認性や運用オペレーションについての技術検証が行われます。また、広告や天気予報の発信に加えて、暑さ指数(WBGT)などの重要情報も共有される見込みです。

INFODIA STAND



今回導入されるデジタルサイネージの名称は「INFODIA STAND」です。これはAIカメラやビーコン、音声スピーカーを搭載した通信IoTデバイスであり、駅構内に新たな体験を提供します。なお、今回の実証実験ではAIカメラやビーコン機能は使用しないとのことですが、将来的にはこれらの技術も活用される可能性があります。

社会課題の解決を目指す



この実証実験の成果を通じて、駅構内での情報発信だけでなく、公共空間全体の設計や運用まで見直すことが期待されています。特に、大災害時には重要な情報を伝達する役割も果たすことが考えられています。また、社会的な課題解決に向けた挑戦として、テクノロジーを駆使した取り組みにも注目が集まっています。

関係者のコメント



MOYAIの代表取締役CEOである渡邊亮氏は、「駅や公共空間の“すきま”にこそ、都市の可能性が眠っている」と述べ、この実証実験が公共性の高い情報を提供する新たな試みであると強調しています。彼は情報格差の解消や災害対応を視野に入れた、テクノロジーとデザインの力による社会貢献を目指しています。

未来へのビジョン



この取り組みは、西武ホールディングスとMOYAIが共同で進めるプロジェクトの第一歩であり、今後はより多くの鉄道事業者や自治体、企業との連携を強化することが求められています。実証実験から得られる知見をもとに、全国的な情報流通基盤の刷新や都市のDX推進に寄与していく方針です。これにより、公共空間における情報のあり方を再定義し、新たな公共インフラを創造することを目指しています。

西武ホールディングスは「でかける人を、ほほえむ人へ。」をスローガンに、生活に密着したサービスの提供を行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。MOYAIも社会課題の解決に向けた取り組みを進めており、これからの発展が期待されます。

この実証実験が成功すれば、駅や公共空間における情報の新しいかたちが生まれることになるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社西武メディア・コミュニケーションズ
住所
東京都豊島区南池袋1-16-15ダイヤゲート池袋
電話番号
03-6709-3370

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