神戸市の電子契約実験
2021-07-01 16:00:14
神戸市の電子契約サービス実証実験がスタート〜ペーパーレス化の新たな一歩〜
神戸市が進める電子契約サービス実証実験
神戸市は、業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的に、SMBCクラウドサインを使った電子契約サービスの実証実験を開始しました。この実験は、地方自治法の改正を受けて、紙の契約書からの脱却を目指すものです。
実証実験開始の背景
2021年1月29日に地方自治法施行規則が改正され、地方自治体との契約締結における電子署名の利用に関する規制が大幅に緩和されたことが、この実証実験の発端です。多くの自治体で電子契約サービスの導入が検討される中、神戸市はペーパーレス化に早くから取り組んできました。これにより、より迅速かつ効率的な契約締結の実現を目指しています。
SMBCクラウドサインとは
「SMBCクラウドサイン」は、従来の紙の書類や手書きの署名による契約作業をオンラインで行えるサービスです。これにより、契約手続きの迅速化、コスト削減、さらに環境負荷の低減が期待されています。このサービスの導入により、神戸市は業務のデジタル化を進め、円滑な行政運営を支えることを目指しています。
実証実験の内容
実証実験では、まずテストデータを用いて電子契約を行うためのセキュリティ面や使い勝手に関する課題を抽出します。これらの課題が解決されると、実際のデータを用いてインターネット上で契約を試行的に行う予定です。この過程で得られるノウハウは、今後他の自治体や行政機関へも展開されることでしょう。
今後の展望
神戸市が行うこの実証実験は、他の自治体にとっても参考となるモデルケースとなる可能性があります。SMBCクラウドサイン株式会社は、実証実験の結果や得られた知見を活用して、全国の自治体への契約業務のデジタル化をさらに進めていく方針です。ペーパーレス化が進む中、どれだけスムーズに契約業務が行えるかが、今後の重要なテーマとなります。
SMBCクラウドサイン株式会社の概要
創立以来、SMBCクラウドサイン株式会社は、オンラインでの契約締結を安全に行うためのサービスを提供しています。2019年10月に設立された同社は、東京都港区に本社を置き、株式会社三井住友フィナンシャルグループや弁護士ドットコム株式会社が株主です。オンライン契約の普及は、今後の業務形態を大きく変える可能性を秘めており、その進展が期待されています。
会社情報
- 会社名
-
SMBCクラウドサイン株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木4丁目1番4号黒崎ビル
- 電話番号
-