出水市が実施する教育実証事業で3D技術の授業を九州初開催

鹿児島県出水市における画期的な取り組みとして、出水商業高等学校で3D技術に関する授業が実施されます。このプロジェクトは教育実証事業の一環であり、九州地域で初めて正課の授業として3D技術が導入されることになります。注目すべきは、国内有数の3D専門家である吉本大輝氏が講師として参加し、高校生たちが3Dモデリングの最前線を学ぶ機会を得るという点です。

授業では、出水商業高等学校のイメージキャラクター「つるみんじゃー」を3Dモデリングし、実際に3Dプリンタを使用して出力作業を行います。一連の流れを通じて、学生たちは3D技術がどのように実現されるのか、またその応用分野を深く理解していくことが期待されています。この授業は、医療や製造業を含む多様な分野での3D技術の重要性を強調しており、これからの社会で求められる人材育成を目指しています。

出水市は「ITで日いずるまちに」をスローガンに掲げ、情報通信関連産業の育成に力を入れています。出水商業高等学校も1948年に設立されて以来、地域に根ざした教育を実施しており、今までに1万人以上の卒業生が各地で活躍しています。今回の3D技術に関する取り組みも、「夢をかたちに」という校訓に基づいて行われており、地域の愛される学校像を目指しています。

株式会社サンステラが提供する最新の3Dプリンタは、専門家の選定に基づいて授業に最適なものが用意されます。授業期間中は同校にプリンタが設置され、教育関係者に体験の機会も提供する予定です。このようにして、地域の教育環境がさらに向上することが期待されています。エキマテ社は「みんなの夢をカタチに」というビジョンを掲げ、全国の教育機関に対して3D技術に関するカリキュラムを提供することにも積極的です。

授業の詳細は以下の通りです。

- 場所: 出水商業高等学校
- 住所: 鹿児島県出水市明神町200

- 授業スケジュール:

- 第1回: 9月11日（水）13:50-15:40
- 第2回: 10月16日（水）13:50-15:40
- 第3回: 11月13日（水）13:50-15:40
- 第4回: 11月20日（水）13:50-15:40

特に、12月には「令和6年度北薩地区専門高校フェスタINさつま」が開催される予定で、生徒たちの作品展示が行われるもようです。この授業を取材したいメディア関係者は、事前の登録をお願いされています。

この新しい教育の試みは、次世代を担う学生たちにとって貴重な学びの場となることでしょう。出水市が推進する3D技術教育が、未来の可能性をますます広げることを期待しています。