シンガポール航空とガルーダ・インドネシア航空が、2025年8月より提携を一層強化することを発表しました。両社は長年にわたって商業的な協力関係を築いており、この新たな提携では共通運賃航空券の販売、新しいコードシェア路線の追加、そして相互ラウンジ利用サービスの導入が含まれています。これにより、旅行者はより便利で多様なサービスを享受できるようになります。
2025年8月以降、シンガポールとインドネシア間の便において、両社の航空機を組み合わせた旅程を販売することが可能になります。これにより、旅行者はシンガポールからインドネシアまでの航空券を一括で購入でき、利便性が大幅に向上します。具体的には、シンガポール航空のお客様がガルーダの人気路線であるデンパサールからラブハンバジョ、ジャカルタから複数の目的地へ接続することができるほか、ガルーダのお客様はシンガポール航空が運航するインドの主要都市やモルディブへのアクセスを新たに得ることができます。
さらに、両社は現在もデンパサール、ジャカルタ、スラバヤを結ぶコードシェア便を展開中で、シンガポール航空が運航するロンドン・ヒースローやムンバイ行きの便も対象になっています。
2025年8月中旬以降、シンガポールとインドネシア間を移動するクリスフライヤーとガルーダ・マイルズ会員は、相互のラウンジを利用できるようになります。これにより、シンガポール及びインドネシア各都市のラウンジを使うことができ、快適な空間での待機が可能になります。加えて、両社のマイレージプログラムの相互利用制度を通じて、コードシェア路線でもマイルを獲得し、利用することができるようになります。
実際にシンガポール航空は2025年5月にシンガポールとジャカルタ間の運航便数を増便し、ガルーダ・インドネシア航空もジャカルタ-シンガポール線の便数を増やす計画を発表しています。これにより、両社の相乗効果が期待される一方、航空需要の拡大が見込まれています。
シンガポール航空のCEOは、この提携強化がだけでなく、お客様に具体的なメリットを提供し、インドネシアとシンガポールの間の航空需要を広げることにも寄与すると述べています。一方、ガルーダ・インドネシア航空の最高経営責任者は、両社の提携を強化することで、お客様に快適でシームレスな旅行体験を提供し、両国の関係の一層の強化を目指していると述べています。
シンガポール航空は1947年に設立され、現在では国際的なエアライングループへと成長しています。顧客サービスや製品の質、ネットワークの拡充に注力しており、数々の賞を受賞している航空会社です。ガルーダ・インドネシア航空は70年以上にわたり、ナショナル・フラッグ・キャリアとしてインドネシア国内と国際線を結び、インドネシアの魅力を伝えることに尽力しています。この2社の提携強化によって、今後の旅行体験が一層向上することが期待されています。