医療DX推進の新たな一歩、『LAIMAN Stockweb』が厚生労働省に採用

医療DX推進の新たな一歩

日本の医療分野において、情報の伝わりにくさが長年の課題とされています。しかし、LAIMAN Stockwebが厚生労働省に採用されたことで、医療・医学の情報をより正確に、わかりやすく伝える新たなアプローチが生まれました。このプラットフォームは、メディカルイラストレーションという分野での専門的な知識を活かし、視覚的に理解しやすい情報提供を実現しています。

LAIMAN Stockwebの特徴

LAIMAN Stockwebは、医学や歯学、獣医学を含むさまざまな分野で、7,000点以上の専門イラストを提供するプラットフォームです。これらのイラストは、日本語で商用利用が可能であり、単なる素材集ではなく、医療現場と人々を結ぶ重要な視覚言語として機能しています。

このプラットフォームに搭載されているイラストは、全て当社が認定したメディカルクリエイター®︎によって制作されています。彼らは、専門医や研究者との対話を通じて、医学的な正確性を保ちながら、複雑な情報を視覚的にわかりやすく表現する専門職です。これにより、医療従事者はもちろん、子供から高齢者まで、全ての人に届く情報を提供できるようになっています。

官民連携の新たなモデル

LAIMAN Stockwebの採用は、官民連携による知の共有の重要性を示しています。国の医療広報や教育機関での教材、患者向けの啓発資料などに利用されることで、医療・医学に関する情報の正確な伝達が支援されます。このような取り組みが進むことで、「医療・医学情報が正しく伝わらない」という社会的課題の解決への期待が高まっています。

杏林大学医学部の客員教授である松村讓兒氏は、「社会と専門家の共通認識の実現という観点から、国がLAIMAN Stockwebのイラストを採用することは、医療・医学の正しい啓蒙に大いに期待できます」とコメントしています。このように、専門家からもその必要性と価値が認識されています。

メディカルクリエイターの支援

さらに、LAIMAN Stockwebを通じてイラストが広く流通することで、メディカルクリエイターたちは、より高度な研究や手術技術の開発に集中できる環境が整います。これは、医療コンテンツの質の向上にも寄与し、医療従事者のスキルアップにもつながります。

視覚の力を活用した新たな挑戦

本取り組みは、“情報の非対称性を解消するビジュアルの力”を国レベルで活用する最前線の試みです。従来からの医療・医学情報の伝達方法に新たな風を吹き込むLAIMAN Stockwebは、すべての人に理解される医療情報の提供を目指して活動を進めています。

この記事を通じて、本取り組みに対する関心が高まれば幸いです。取材やインタビュー企画へのお申し込みなども受け付けており、医療現場での実践事例をお届けする機会も用意しています。