NPO法人本の学校 10周年記念「本の学校文化祭」を開催
2022年11月6日(日)、鳥取県境港市にある市民交流センターみなとテラスで、NPO法人本の学校の10周年を祝う「本の学校文化祭」が開催されました。当日は10:00から16:45まで多彩なイベントが用意され、入場も無料でした。
NPO法人本の学校の歩み
本の学校は、1995年に鳥取県米子市で始まった本の学校大山緑陰シンポジウムを起源とし、地域のさまざまな人々が集まり、読書や本についての興味を共有する場を提供してきました。これらの活動が広がりを見せる中、2012年にNPO法人として法人格を取得し、より一層地域に根ざした活動を続けています。新たに境港市にオープンしたみなとテラスで、本をテーマにしたイベントを開催することで、本の魅力を多くの人々に伝えることを目指しています。
記念講演と分科会
当日のメインイベントとして、言語学者の金田一秀穂氏による記念講演が行われました。「図書館は屋根のある広場」をテーマに、図書館が地域の人々にとってどのような役割を果たすかについて語られました。また、午前中の講演後、午後には10の分科会が設けられ、様々な視点から本や読書について深く考える場が提供されました。
【分科会のハイライト】
1.
本に関わる仕事を考えるトークイベント: 本業界の専門家たちが自身の経験や夢を語り、参加者に働く環境を伝えました。
2.
工作教室: どんぐりころちゃん人形を作るワークショップや世界を旅するおはなし会が開かれ、小さなお子さんたちにも楽しめる内容に。
3.
境港の偉人探し: 地元の人材を調べる講座が開催され、地域の歴史への理解が深まりました。
4.
見えにくい人の読書環境: 障がい者支援に関する知識を深め、図書館が誰にでも優しい場所であることを体験しました。
5.
作家との読書会: 地元出身の作家が自身の作品について語り、参加者がその魅力に触れることができました。
参加者の声
参加者からは、「普段接することのない多様な意見を聞けてとても面白かった」「子どもたちと一緒に楽しめるイベントがあって良かった」といった感想が寄せられ、本の学校文化祭が地域に新たなつながりを生んだことが伺えました。
NPO法人本の学校は、今後も地域の活性化と読書文化の振興に努め、次回の文化祭に向けてさらなる準備を進めていくことでしょう。これからも本が人々を結ぶ重要な役割を果たしていくと期待されています。
詳細なイベント情報や参加申込については、
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