新クラウドシミュレーション
2024-11-28 11:28:45

応用技術が発表した新しいクラウド環境シミュレーション「まちスペース」

新たな環境シミュレーションサービス「まちスペース」の登場



大阪市に本社を構える応用技術株式会社が、国土交通省の推進する【PLATEAU by MLIT】を利用し、新たなクラウドベースの環境シミュレーションサービス『まちスペース™』を発表しました。このサービスは、これまでに蓄積したシミュレーション技術を基に、都市のデジタルツイン環境を手軽に利用できるようにしたものです。

シミュレーションの現状と課題



応用技術は、40年の業歴を持つ企業として、まちづくりに関わる多岐にわたる業務を行ってきました。これまでのシミュレーション業務では、都市モデルの構築に時間とコストがかかり、結果の提示に特別なアプリを要するため、リアルタイム性が不足しているという課題がありました。

PLATEAUがもたらす変革



そんな中、国土交通省が公開したPLATEAUデータにより、誰でも簡単に利用できるデジタルツイン基盤が整備されてきました。応用技術は、自社のソリューションを用いるだけでなく、このデータを多くの人々が利用できるようにすることを目指し、『まちスペース』の開発に乗り出したのです。

「まちスペース」の特徴



『まちスペース』では、PLATEAUのデータを利用したシミュレーション環境を無償で提供します。これにより、様々な方々に環境問題への理解や意識を高めてもらい、必要に応じて詳細な解析も受託で行えるサービスを開始しました。これまでに培ったBIM技術を応用し、IFC形式の設計データを扱うことも可能です。これにより、計画されている建物を対象にした未来環境のシミュレーションも行なえます。

利用方法と機能



また、『まちスペース』は、Webブラウザ上で簡単にシミュレーションを行えるシステムを搭載しています。解析設定を行うことで、環境シミュレーションが可能で、結果は視覚的に表示されます。時間はかかりますが、解析結果はメールで通知され、他の人と共有することも容易です。

対応シミュレーション内容



今後、『まちスペース』では、次のシミュレーションに対応する予定です:
  • - 日影解析(平面、壁面)
  • - 騒音やビル風の影響
  • - 太陽光発電量及び景観評価
  • - 5G電波の伝播解析
  • - 内水氾濫や人流、交通量の予測

サービスの提供状況



サービスは2024年11月から無償で提供が始まります。将来的には無償サービスと有償コンサルテーションに切り替えたメニューも展開予定です。初期利用には登録が必要ですが、環境シミュレーションに対する興味が高まる中、これは新たなチャンスと言えるでしょう。

会社概要



応用技術株式会社は1984年設立以来、「まちづくり」支援と「ものづくり」支援を両立させることを使命とし、様々な技術を提供してきました。建築、土木、製造に関する幅広いシステム開発と環境シミュレーションを通じて、社会のニーズに応えるイノベーションを推進しています。

詳しくは、応用技術株式会社の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
応用技術株式会社
住所
大阪府大阪市北区中崎西2-4-12梅田センタービル
電話番号
06-6373-0440

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