ロールモデルが就活選びに与える影響とは?
最近発表された「ロールモデル」がキャリアに与える影響度に関する調査結果が注目を集めています。ロールモデル就活・転職サイト「talentbook」を運営するtalentbook株式会社が行ったこの調査では、26新卒学生および転職経験のある社会人1,000名を対象に、ロールモデルの存在がどの程度キャリア選択に影響を及ぼすかが明らかになりました。
調査概要
調査は2025年9月17日から9月20日にかけて実施され、回答者には就職活動を終えた26新卒学生と転職を経験した社会人が含まれています。最終的に得られた有効回答数は1,000名で、調査方法はインターネットを利用しました。
主な調査結果
1.
ロールモデルの影響度
66%を超える26新卒の学生が、就職活動においてロールモデルが重要な役割を果たしていると認識しています。この結果から、ロールモデルがどれほど企業選びや職種選択において重要な基準となっているかが垣間見えます。
2.
知りたい情報の内容
入社前に学生が最も知りたいと思っている情報は、「どのような働き方をしているのか」「どんな価値観で働いているのか」「キャリアの歩み」などです。このことから、企業の制度や事業内容だけでなく、社員の多様な価値観や人柄への関心も高いことが分かります。
3.
選考プロセスと価値観
選考過程では「どんな人と接したいか」という問いに対し、最も多くの学生が「近しい価値観を持つ人」との対話を求めていることが示されました。面接官だけでなく、自分と価値観が合う先輩社員との対話を重視している傾向が見られます。
4.
ロールモデルの実態
76%以上の求職者は、心の中でロールモデルと呼べる存在を求めているものの、実際にロールモデルに出会ったことがあると答えた人はわずか29.2%に過ぎません。この結果は、ロールモデルの重要性と実際の出会いの乖離を示しており、今後のキャリア選択に向けた課題を浮き彫りにしています。
調査の意義
この調査は、求職者が職業選択に際してどのようにロールモデルを活用しているのか、または利用できていないのかを探る重要な意味を持っています。ロールモデルが持つ影響力を認識することは、求職者自身のキャリア形成において大きな手助けとなります。
talentbookについて
「talentbook」は、300万人以上のZ世代が訪れるロールモデル就活・転職サイトです。1,200社を超える企業で約1万人のロールモデルとのマッチングを提供することで、求職者と企業の理想的な出会いを実現しています。さらに、法人向けにはAIを活用した採用ブランディング支援サービスを提供し、求職者の選考体験を大幅に向上させることに貢献しています。
ロールモデルの存在を通じて、自分自身のキャリアを見つめ直す良い機会となるでしょう。今後もこうした調査が進むことで、求職者と企業との関係がより強化されていくことが期待されます。