薩摩半島の美しい海で初開催される灯台イベント
薩摩半島の南端に位置する指宿市で、2024年11月3日(日)に「薩摩長崎鼻灯台イベント」が行われます。このイベントは、海の魅力を再発見し、地域の活性化を目指すもので、多彩なプログラムが用意されています。
薩摩長崎鼻灯台の歴史
薩摩長崎鼻灯台は1957年に設立され、錦江湾や東シナ海を航行する船舶の安全を守るために重要な役割を果たしてきました。2018年には、全国で初めて「恋する灯台」として認定され、その美しい景観が多くの観光客を惹きつけてきました。しかし、高齢化や後継者不足により、かつての賑わいを失いつつあります。イベントを通じて、この灯台の魅力を広め、地域の活性化を図ることが目的です。
イベントの魅力
1. 自然と共生するスポGOMI
まず注目したいのが「スポGOMI」。このプログラムは、参加者がチームを組んで海岸の清掃を行い、集めたごみの量と質で競い合います。自然環境を守る意識を高めながら、楽しく交流できる絶好のチャンスです。
2. 地元の特産品が集まるマルシェ
次に、灯台の周辺で開かれる「薩摩長崎鼻灯台マルシェ」では、地元の美味しい食べ物やアート作品が販売されます。キッチンカーやテントブースが立ち並び、訪れる人々を楽しませます。
3. 思いを叫ぶ特別なコンテスト
特別な企画として、「灯台から大切な人に想いを叫ぶコンテスト」が行われ、参加者は灯台の下から大海原に向かって、自分の気持ちを叫ぶことができます。普段はなかなか言えない想いを表現する絶好の機会です。
4. 灯台について学ぶセッション
また、11月1日の「灯台記念日」を祝して、灯台の歴史や役割を学べるセッションも予定されています。鹿児島海上保安部の職員による解説や、制服試着体験も楽しめます。
5. 星空観察会で特別なひとときを
最後には、灯台と星空を同時に楽しめる観察会も開催されます。天文学の専門家を招き、秋の星座や惑星を天体望遠鏡で観察します。夜空に輝く星を見上げながら、灯台の光とともに特別な時間を過ごせることでしょう。
参加方法とアクセス
イベントへの参加は無料で、時間内に自由に来場できるため、気軽に訪れることができます。車の場合はJR指宿駅から約25分、電車では西大山駅から車で約15分の距離にあるため、交通の便も良好です。
団体概要
このイベントは、指宿市の観光・経済戦略会議が主催しています。地域を盛り上げるために官民一体で活動し、観光振興や地域活性化のために様々な取り組みを行っています。特に「海と灯台プロジェクト」を通じて、地域の海と灯台の歴史を掘り起こし、新たな海洋体験を提供することに力を入れています。
灯台が持つ意味と、地域の自然の美しさを再確認できる貴重な機会となるこのイベントに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?