映画『火垂るの墓』の音声ガイド制作
株式会社IMAGICA エンタテインメントメディアサービス(Imagica EMS)が、戦争の悲劇や家族の絆を描いた名作アニメ映画『火垂るの墓』の音声ガイド制作を担当しました。この映画はスタジオジブリが制作し、1988年に公開された作品で、直木賞受賞作家・野坂昭如氏の短編小説が原作です。
2025年7月15日から、Netflixにて日本国内での配信が開始されます。この時に、視覚に制限のある方々も楽しめる工夫が凝らされた音声ガイド版も同時に上映される予定です。音声ガイドは、視覚情報をナレーションで補完し、登場人物の動きや表情、衣装、場面の変化などを伝える役割を果たします。これにより、観客はより深く物語を体験できるようになります。
ナレーションとその背景
今回の音声ガイド制作にあたって、日本語版ナレーションはSUPER EIGHTの安田章大さん、英語版はお笑い芸人のパトリック・ハーラン(パックンマックン)さんが担当しています。彼らのナレーションによって、視覚的な情報が不足しがちな視聴者でも、作品の感情やストーリーを感じ取れるよう配慮されています。
IMAGICA EMSは、これまでにも多様な映画やドラマ、アニメーションにおいて音声ガイドの制作に取り組んできた実績があります。そのノウハウを活かし、今回の『火垂るの墓』音声ガイドでも視聴者が本作の魅力を最大限に体験できるように工夫を重ねました。
IMAGICA EMSの目的
IMAGICA EMSは、映像作品のバリアフリー制作を通じて、誰もが映像の楽しさをシェアできる社会の実現を目指しています。同社は、映像の企画から制作、配信サービスまでを提供する映像技術の専門企業であり、これからもさらなる進化を続ける見込みです。音声ガイドはその中の一部に過ぎず、より多くのジャンルでのバリアフリー対応が期待されます。
映像制作の幅広い事業展開
株式会社IMAGICA EMSは2021年に設立され、東京都港区に本社を置き、さまざまな映像コンテンツの制作や技術サービスを展開しています。特に音声編集や映像配信における高度な技術力に定評があります。また、IMAGICA GROUP全体としても、映像の企画から制作、編集、配信に至るまで、グローバルに展開するワンストップサービスを提供しています。
URL: IMAGICA EMS
Twitter: IMAGICA EMS Twitter
まとめ
IMAGICA EMSによる映画『火垂るの墓』の音声ガイド制作は、視覚に制限のある視聴者をはじめ全ての人々が作品を楽しむための新たな試みです。その取り組みを通じて、映像コンテンツを通じた感情の共有と、バリアフリー社会の実現に向けた意識が高まることを期待しています。