関西外国語大学入学式: 新学長が外国語学習の意義を語る

関西外国語大学の新入生を迎える入学式

今年、関西外国語大学では3723人の新入生を迎える入学式が行われました。この特別な日、大学の新学長として就任した菊池清明氏が、新入生に向けて外国語を学ぶことの意義について力強いメッセージを送ります。特に、今年度より開始された「アジア共創学科」は、アジアで活躍する人材を育てることを目的とした新設の学科です。

学長の告辞

入学式では、菊池新学長が「なぜ関西外大に入学しようと思ったのか」「なぜ外国語を専攻しようと思ったのか」という二つの問いかけから始めました。彼は自らの経験をもとに、関西外大での学びがいかに有意義であるかを熱心に語ります。「現在、日本の大学生の中で、卒業時に英語の力が英検準一級やTOEIC700点に到達しているのはわずか3%ですが、関西外大の学生はそれを18%以上が達成しています」と述べ、質の高い教育環境が英語力を向上させるための鍵であると強調しました。また、留学を通じて国際的な理解を深めることの重要性にも言及しました。

最後には、「Carpe Diem（今日という日を大事に生きる）」という言葉を引用し、短い瞬間を大切にし、努力を重ねることで最終的には夢を実現可能であると伝えました。

専攻への期待

谷本榮子理事長・総長も祝辞を述べ、関西外国語大学の教育理念について触れました。「国際的な環境に対応できる高度な言語力や知識、多文化共生に必要な力を身につけることが可能です」と話し、これまで50年間で5万6000人以上の学生を国外に派遣し、2万3000人の留学生を受け入れてきた実績を紹介しました。新入生たちの未来に向けた大きな可能性を示唆し、道が開かれていることを伝えました。

在校生のメッセージ

式典では、在校生代表として英語国際学部3年の松浦真菜さんが歓迎の挨拶を行いました。彼女は、英語・中国語・日本語を駆使したスピーチで、「言語を学ぶことで世界が広がる。この新しい視点は、人と人をつなぐ架け橋となるものです」と熱心に語りました。新しい言語を学ぶことがほんとうにどれだけ素晴らしい成長の機会をもたらすかを、彼女の言葉を通して新入生たちに伝えました。

このように、関西外国語大学の入学式は、新入生を迎える歓びや期待に満ちた素晴らしい瞬間でした。今後、彼らがこの地で刺激的な学びを続け、国際的な活躍を目指す姿を期待しています。