ZARA創業50周年記念、エス・デヴリンの芸術がア・コルーニャに登場

ZARA創業50周年を祝うアートインスタレーション

2025年5月、ZARAは創業50周年を迎えます。そのアニバーサリーイヤーを名目に、スペインのア・コルーニャで特別な取り組みを実施しました。その主役は、英国人アーティストエス・デヴリンが制作した体験型アートインスタレーション。「50 Songs of the Sea」と名付けられたこの作品は、マルタ・オルテガ・ペレスが運営するMOP財団と共同で公開されます。

クプラ・アトランティカ展望台の魅力

展望台は、モンテ・デ・サン・ペドロの高台に位置し、ア・コルーニャの街並みと大西洋の海岸線が一望できる絶好のスポットです。修復されたクプラ・アトランティカ展望台は、7月3日より一般公開を再開します。訪れることで、青い海と空の中で新しい体験が待っています。

エス・デヴリンの芸術観

エス・デヴリンは、光と音を駆使した大規模なパブリックアートに定評のあるアーティストです。彼女の最新作では、288名の観客が円状の座席に座り、360度のプロジェクションマッピングやサウンドスケープを楽しみながら、作品とダイナミックに関わることができます。ドーム外壁には、海をテーマにした50篇の詩の文字が鮮やかに映し出され、観客を幻想的な世界へと誘います。

大西洋との対話

このインスタレーションは、来場者に大西洋を感じさせる壮観な体験を提供します。エス・デヴリンは、「クプラ・アトランティカ展望台からの眺めは、南にアフリカ、東にアジア、西にアメリカへと広がる。この場所の力強い自然を新たに訪れる人々に感じてもらいたい。」と語っています。

チケットとプログラム

「50 Songs of the Sea」は、Zara.comで無料の入場チケットを事前予約することで観覧できます。展示の期間中、特別なカルチャープログラムも展開され、コンサートやワークショップが開催される予定です。また、会場内には「Terraza Atlántica」というバースペースも併設され、来場者はアートを楽しみながらリフレッシュすることができます。

エス・デヴリンのプロフィール

エス・デヴリンは1971年にロンドンで生まれ、観客が共同体として活動できるアートを数多く手がけてきました。彼女の代表作品には、ロンドンのコミュニティに焦点を当てたものや、国際的なイベントの演出などがあります。特に、2021年のドバイ万博や2022年のスーパーボウルの演出が彼女の成績を際立たせています。時間を超えたアートや観客参加型のインタラクションが彼女の特徴です。

ZARAの成り立ち

ZARAは1975年に創業されたグローバルファッションブランドで、ファッション企業インディテックスグループの主要ブランドです。世界中の200以上の市場で、店舗やオンラインプラットフォームを展開。サステナビリティやイノベーションを重視したビジネスモデルで進化を遂げ、2040年までの気候ニュートラルの達成を目指しています。

アートとファッションの融合が実現したZARA創業50周年のこのイベントは、ア・コルーニャに新たな文化の波をもたらすことでしょう。ぜひ一度訪れて、アートに包まれる贅沢な時間を体験してください。