介護現場の負担軽減を支援する「ゆらりす®︎」
介護医療の進展が進む一方、現場の負担が増加する中、株式会社ゆらりすが開発した採尿サポートパッド「ゆらりす®︎」が注目を集めています。この製品は、静岡県御殿場市にある医療法人社団 清陽会 富士山麓病院介護医療院の協力を得て、2026年6月1日から30日までの間に使用性評価を実施することが発表されました。この試みは、現場の負担を軽減し、より効率的な採尿業務を実現することを目的としています。
目的と背景
介護医療院では、入居者の健康を維持するために定期的な健康診断が欠かせません。中でもおむつを常時着用する入居者においては、採尿が大きな負担となっています。従来の採尿方法は、時間がかかり、失敗した場合には再手続きが必要となるため、介護スタッフは心理的な負担にさらされることになります。
「ゆらりす®︎」は、そんな現場のニーズに応え、業務の負担を軽減することを目的とした製品です。おむつの内側に簡単に貼ることができ、尿を液体状態で回収することが可能なため、介護スタッフの業務を大いに支援します。
使用性評価の内容
本使用性評価は、富士山麓病院において、夜間におむつを着用している入居者を対象に実施されます。具体的には、従来の方法と「ゆらりす®︎」を用いて採尿を比較し、以下のポイントを確認します。
- - 採尿の成功率
- - やり直しの有無
- - 所要時間
- - スタッフと入居者の負担感
- - 現場での運用の適合性
使用後は、介護スタッフが負担感についてのアンケートを受け、自社が提供した15セットの「ゆらりす®︎」を使った結果を記録します。この評価は、入居者への配慮を考慮し、全ての情報を匿名で管理されます。
富士山麓病院介護医療院の取り組み
医療法人社団 清陽会 富士山麓病院介護医療院は、認知症専門の介護施設です。入居者一人ひとりの生活の質を向上させるために、医療と介護の一体提供を目指しています。ここでは、入居者の尊厳を守りつつ、スタッフの働きやすさを重視する姿勢が強く、業務の改善に取り組んでいます。
自施設の業務改善にとどまらず、介護現場全体の負担軽減につながる知見を蓄積することが、今回の共同評価の背景にあります。介護業界全体での課題を可視化し、改善策を見出すことで、より良い介護サービスの提供を目指しています。
今後の展望
「ゆらりす」は本評価を通じて得られたデータを元に、製品の改良を進めていく方針です。具体的には、現場での使いやすさを向上させるためのガイドや運用手順を整備し、全国の介護施設への展開を検討しています。さらには、介護スタッフの負担軽減と、入居者への優しいケアの両立に向けて、継続的に取り組みます。
介護業界の未来を見据え、ゆらりすは今後も「ゆらりす®︎」を通じて、採尿を必要とする方々とその支援に関わる全ての人々にとって、使いやすい選択肢を提供し続けることでしょう。
企業情報
株式会社ゆらりすは、東京都昭島市に本社を置き、2024年10月に設立されました。採尿サポートパッドの開発・製造・販売を行っており、介護現場の負担軽減に寄与する製品の提供を目指しています。
ゆらりすの製品ページ
富士山麓病院介護医療院の公式サイト