コンバーティング展
2022-01-20 10:00:12

東京ビッグサイトで開催されるコンバーティングテクノロジー総合展の注目ポイント

コンバーティングテクノロジー総合展2022の魅力



2022年1月26日から28日まで、東京ビッグサイト東5ホールにて開催される「コンバーティングテクノロジー総合展」は、前回の2倍の出展規模で、288小間に207社が出展予定です。この展覧会は、素材と加工の最前線を探る貴重な機会となり、特に以下の3つのポイントが注目です。

1. モビリティ関連の最先端技術が一堂に



モビリティ分野では、自動車の加飾技術や燃費向上に貢献する新素材が多数出展されます。特に注目されるのは、パナックが開発した燃料電池用の耐水接着剤です。この接着剤は、接着剤からのイオン性不純物の溶出が極めて少ないため、発電効率の低下を防ぎます。また、アイカの「3次元加飾ハードコートフィルム」は、特に注目されています。硬度と伸縮性を兼ね備え、外部塗装の代替素材として期待されています。

自動車業界の最新技術については、「3DECOtech」でセミナーが行われ、日産自動車の山口氏が自動車の内装デザインについて講演を行います。

2. 新たな共創の可能性を探るオープンイノベーションゾーン



化学・素材業界の企業にとって、共創事業の重要性が高まっています。本展では、「オープンイノベーションゾーン」を新設。ここでは、大企業だけでなく中堅企業も協力し、新しいビジネスチャンスを模索する場が提供されます。山形大学のデジタルマニュファクチャリングネットワークをはじめ、参加企業が各自の技術を持ち寄り、産学連携による新たな製品開発を目指します。

共創の場では、銀微粒子やポリマー電解質の最新技術を紹介するプログラムも用意されています。特に、大阪ソーダが発表する技術は、今後の市場でも注目されるでしょう。

3. 繁忙の中で注目を浴びるインクジェット技術



最近の来場者の検索キーワードで常に1位を獲得する「インクジェット」。この技術に特化したセミナーも設けられます。エプソン販売が研究開発向けのインクジェット装置を紹介し、富士フイルムは、独自技術を駆使したEB-IJ・電子線硬化インクジェットインクを初公開します。

さらに、トライテックが展開するCylinder JETシリーズは、円筒形基材への直接印刷を実現し、特に量産向けのモデルが高く評価されています。

おわりに



コンバーティングテクノロジー総合展2022は、ただの展示会ではなく、業界を越えたビジネスの枠組みと共創の場でもあります。新しい技術とビジネスの出会いが生まれるこの場所で、多くの出展者と来場者が意見を交わし、次の時代を切り拓くヒントを得ることが期待されています。

感染対策が講じられているため、来場を希望する方は事前に確認を行ってください。

会社情報

会社名
CONVERTECH・新機能性材料展・グリーンマテリアル・3DECOtech・WELL-BEING TECHNOLOGY展示会事務局
住所
東京都港区芝3-23-1セレスティン芝三井ビルディング12階
電話番号
03-5657-0761

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。