新たな食のコラボレーション
南青山に位置する「てのしま」は、日本料理を基盤にしながら、ベトナム料理をはじめ多様な食文化からインスピレーションを得た料理を提供しています。店主の林亮平さんと女将の林紗里さんの手によって作られる高品質な料理は、7年連続でミシュランガイドに一つ星を獲得し、2025年には文化庁長官表彰を受けるなど、その評価は高まる一方です。
ベトナムとの繋がり
2024年、てのしまがベトナムを訪れたことをきっかけに、その食文化への理解が深まりました。同年、フレンチレストラン「Le Beaullieu」においてコラボレーションイベントを開催し、そこでの体験が彼の料理に多くの影響を与えました。初めてのベトナム訪問の後、2025年に再度の訪問を行い、細やかな食文化について学びました。また、ベトナム茶専門店「Tinh」の内田さんから紹介された茶館を訪れ、ベトナム茶の魅力にも触れることができました。
特別なペアリングランチ
このような背景を持つてのしまは、2026年1月31日にベトナム茶とのペアリングランチを開催しました。料理は、ピーナツおこわにドラゴンクローを合わせたり、牡蠣と春菊の揚げ春巻きに金柑なます、さらには鶏と干し筍の春雨、いちごのチェーなど、全7品。各料理には、Tinhが厳選した7種類のベトナム茶がペアリングされており、ゲストには新しい味覚の冒険が提供されました。これが、ベトナムの特産食材を活かしつつ、日本料理の技術を使った新しい料理体験を実現しています。
生産者の思い
ペアリングランチで使われた食材は、ベトナム北部の迪エンビエンフー産の黒い餅米や、ハノイの市場から届いた干し筍など、全て産地直送の新鮮なものです。参加したゲストからは、「食事に合わせたベトナム茶が新しい体験になった」「一つ一つのお茶が全く異なる風味で、個性豊かだった」という感想が寄せられました。そして、参加者は達成率208%という高いクラウドファンディングの支援を受けたファンたちです。
今後の展望
てのしまとTinhは、このコラボレーションを通じて食とベトナム茶の新たな可能性を追求し続けていく計画です。今後も、多彩なイベントや体験を通じて、ベトナム茶の魅力を広めていくことでしょう。これからも注目していきたいプロジェクトです。特に、農薬や化学肥料、不使用のベトナム茶を取り扱う株式会社Enchaも活動を広げており、これからのベトナム茶と食の関係の深化が楽しみです。
終わりに
日本とベトナム文化の融合を実現した「てのしま」のペアリングランチは、新たな美食の世界を開く門出となることでしょう。これからも、彼らの活動に目が離せません。