古池ねじの新作発表とリリース情報
2025年1月20日に、R-18文学賞友近賞受賞作家・古池ねじの最新作『身代わりの贄はみなそこで愛される』が発売されます。この作品は、美しい湖の神様と双子の姉妹の愛と運命を描いた物語です。事前に公開されたプロモーションビデオ(PV)と特設サイトが、マイクロマガジン社の公式YouTubeチャンネルと特設サイトで楽しめます。
物語の舞台とあらすじ
この物語は、神秘的な湖のほとりに位置する村を舞台にしています。そこには、「三百年に一度、秋の満月の夜に一番美しい娘を神に捧げる」という恐ろしい伝承があります。双子の姉妹、宵(よい)と環(たまき)は、その伝承に翻弄される運命にあります。
姉の宵は、生まれつき顔に青い痣を抱えているため、妹の環が「神の花嫁候補」として選ばれました。妹は誰からも愛される優れた娘に育てられますが、逆に宵は虐げられる日々を送ります。そして、彼女たちが16歳になったとき、環を愛する男の陰謀によって、実際に神様に捧げられたのは宵でした。
宵は湖に沈められ、死を覚悟するものの、そこで出会ったのは美しい水色の瞳を持つ神様と赤子、愛猫がいる静かな世界でした。この閉じられた世界で、彼女は穏やかな生活を始めることになります。しかし、ある日、水面の向こう側で助けを求める環の声が聞こえ、彼女は村が水没する運命を知ります。
特設サイトと新刊フェア
今作の特設サイトでは、登場人物の紹介やNetGalleyに掲載されたレビュー、書き下ろしのショートストーリーが掲載されています。また、特別な新刊フェアも開催され、期間中にはお得に古池ねじの作品を楽しむことができます。
電子書店でのフェアは1月20日から始まり、2月2日までの期間限定で開催されます。対象の電子書店では、『わが家は幽世の貸本屋さん』やその他の人気作とともに、あらゆるオトナ女子を魅了する文庫作品が取り扱われる予定です。
著者とイラストレーターについて
古池ねじは、2018年にデビュー以来、魅力的な物語を生み出してきました。本作以外にも多くの作品がありますが、特に2022年に「いい人じゃない」で受賞した経歴は、多くの読者の注目を集めています。
イラストは篁ふみが担当しており、彼女の独特なタッチが視覚的にも作品に深みを与えています。読者は、物語の中で伝承が持つ神秘性と、姉妹の愛、運命の交錯といったテーマに引き込まれていくことでしょう。
マイクロマガジン社について
マイクロマガジン社は、エンターテイメントを通じて新しい世界を提供することを目指している出版社です。公式サイトやYouTubeチャンネルでは、作品の紹介だけでなく、様々な情報が提供されています。ぜひチェックして、新しい物語の旅に出かけてください。