金沢工業大学が新たなスタートアップ支援プラットフォームTeSHに参画
最近、金沢工業大学が科学技術振興機構(JST)のスタートアップ創出支援プラットフォーム「Tech Startup HOKURIKU(TeSH)」に共同機関として参加することが発表されました。この参画により、北陸地域の起業家育成に大きく貢献することが期待されています。
JSTのプログラムとTeSHについて
2025年度の「大学発新産業創出プログラム」では、大学から生まれる優れた技術やアイデアを実用化するためのアントレプレナーシップ人材を育成し、社会的な影響力の高いスタートアップを持続的に生み出すことを目的としています。TeSHは北陸地方の11大学と3つの高専が連携し、独自のシステムを構築しています。
TeSHは特にこと教育の現場に注力し、「高校から大学への接続」や「起業準備」までを8つの階段に体系化しています。これにより、教育資源を最大限に活用した多様なプログラムの開発が進められています。
金沢工業大学の具体的な取り組み
金沢工業大学は、TeSH参画を機に以下のようなさまざまな取り組みを実施します:
- - 学内外の学生や教職員を対象にしたワークショップを企画、準備し、起業への関心を高めます。
- - 併設校である金沢医科大学および国際高等専門学校と連携し、共同でセミナーやワークショップを行います。
- - 「アントレプレナーシップ・キャリアガイド(仮称)」を製作し、具体的なキャリアパスを示します。
- - 次年度以降も持続可能な運営体制を構築し、長期的な活動ができるよう計画されています。
北陸地域の未来
TeSHの活動を通じて、北陸地域からは持続的に起業家人材が輩出されることが期待されます。これにより、大学や高専から誕生するスタートアップや成長企業の中心となる人材の育成が進むでしょう。また、地域全体が全国的な人材育成の拠点として知られることを目指しています。
このような取り組みが実を結ぶことで、北陸地域の経済活性化やイノベーションの創出につながることが期待されます。今後、金沢工業大学やTeSHがどのような進展を見せるのか、注目が集まります。