インバウンドガイドの今を照らす『Guide of the Year 2026』
株式会社地球の歩き方総合研究所では、2026年度のインバウンドガイドの表彰プロジェクト『Guide of the Year 2026』の応募を2025年6月20日から始めました。このプログラムは、旅行者のニーズが多様化・高度化する中で、質の高いガイドの重要性を広く認識し、その活動を評価・促進することを目的としています。
背景と趣旨
「地球の歩き方」は1979年の創刊以来、旅行者にとっての貴重な情報源として機能しており、特に2009年からは訪日外国人向けの情報発信にも注力しています。日本政府が掲げる「2030年に訪日観光客6,000万人」の目標を背景に、インバウンド市場は急成長を続けています。その中でも「高付加価値旅行」を求める旅行者が増えており、単なる観光を超えた特別な体験を求めています。
ただし、インバウンドガイドの数はまだ不足しており、スキル、経験を問わず、多様なバックグラウンドを持つガイドの存在が求められています。そんな中、地球の歩き方総合研究所はガイド業の現状を理解し、課題の解決に向けた活動を強化しています。
『Guide of the Year』の新たな試み
今回の表彰は特に「ローカルガイド」にスポットを当てます。ローカルガイドとは、各地域に精通し、その魅力を英語で発信できる専門家のことです。地域資源を活用した体験型観光を通して、地域活性化に寄与する役割を持っています。
応募は自薦・他薦に関係なく受け付けており、特にローカルガイドとして地元の文化や歴史、魅力を深く理解している方々の参加が期待されます。ガイドとしての信念を持ち、地域に貢献したいという想いを持っている方々には、ぜひこの機会を利用して応募してもらいたいと思います。
過去の受賞結果と今後の展開
2024年には、3名のガイドが『Guide of the Year 2024』に選ばれ、その後も毎年多くのガイドの活躍が広く報じられています。受賞者は、マスコミや観光関係者に自身の活動を広報する機会を得られます。これにより、受賞ガイドの取り組みが日本の観光文化の発展に寄与することが期待されています。
応募要項
ガイドとして活動する個人であれば年齢、性別、国籍を問わず応募が可能で、対象言語は英語です。応募は手数料無料で、コミュニケーションコストは自己負担となります。締切は2025年9月25日で、事務局による一次審査、二次審査を経て最終選考が行われる予定です。
まとめ
『Guide of the Year 2026』は、訪日旅行者に向けた質の高いガイドの発掘、評価を目的としています。この活動を通じて、ガイドという職業の価値を社会に広め、観光業の発展に寄与することを目指します。地域の魅力を伝えることに情熱を持つ方々の応募を心よりお待ちしております。