ラフール、人的資本投資の効果を実証する研究調査結果を発表!
株式会社ラフールは、人的資本投資研究センターにて、「エンゲージメント」と「転職・離職」因子についての研究調査結果を発表しました。同社は、組織改善ツール「ラフールサーベイ」で得られた1億5,000万件の人材・組織データを機械学習で解析し、これらの因子に影響を与える要因を明らかにしました。
調査の背景
近年、人材の価値観や働き方が多様化する一方で、生産年齢人口の減少が続いています。このような状況下において、企業は人材への投資を行い、その価値を最大限に引き出すことが急務となっています。
しかしながら、人的資本経営の実践例や、投資対効果、成果に関する具体的なデータは依然として不足しており、多くの企業が手探りで施策を進めているのが現状です。
ラフールは、これらの課題解決に向けて、具体的な人事施策やマネジメントに活かせる研究調査を継続的に実施し、レポートを発表しています。
研究調査の結果
今回の研究調査では、「エンゲージメント」と「転職・離職」の因子について、以下の結果が明らかになりました。
① エンゲージメントに影響を与える因子
- - 中間結果因子: 不安・憂鬱、疲弊・倦怠感、組織の生産性、報酬・評価・キャリア体系への満足度
- - 行動因子: 体調不良、上司との関係性/コミュニケーション・評価
② 転職・離職に影響を与える因子
- - 中間結果因子: 経営への信頼感、仕事への活力/eNPS、やりがい
- - 行動因子: 快適な職場環境、上司との関係性/コミュニケーション・評価、組織への貢献感、仕事の裁量
これらの結果から、離職を防ぎ、エンゲージメントを高めるためには、上司とのコミュニケーションの中で、従業員に「やりがい」を感じさせ、「チャレンジの場」を提供することが重要であるという結論に至りました。
今後の展開
ラフールは、今回の研究結果を踏まえ、今後も人的資本経営に関する研究調査を継続的に実施していきます。また、ウェルビーイング経営や組織改善についての講演や、組織改善が進む企業を表彰するイベント「Well-Being Workers®︎ Awards」などを通して、研究成果を発表していく予定です。
人的資本投資研究センターについて
「人的資本投資研究センター」は、企業10万社以上の人的資本に関する情報や、働き方改革研究センター等の個人10万人以上のエンゲージメント情報等のデータに基づき、人的資本投資の評価基準やエンゲージメント、企業価値等を高めるマネジメント施策を分析し、効果検証を行うことで、投資に対する具体的・定量的な効果の回収を実現することを目的として設立されました。
同センターでは、採用、人材育成、タレントマネジメント、社内SNS、パルスサーベイ等の人的資本経営のソリューションのデータ連携、人的資本投資アナリティクスにより、上場企業のみならず、非上場企業の分析も行い、人的資本投資の回収としての効果を実証していきます。
ラフールについて
株式会社ラフールは、メンタルデータテック®︎事業、採用支援事業、保育園事業を展開しています。同社は、組織と働く個人の可視化と行動変容を促し、人的資本・ウェルビーイング経営を実現する組織改善サーベイ「ラフールサーベイ」を提供しています。ラフールサーベイは、導入企業2,000社を超え、定期的な社員へのサーベイを実施することで、組織の課題や非財務情報(ESGへの取り組み)を可視化し、分析、課題特定、改善立案、対策までをワンストップで行い、生産性向上と離職防止につなげられます。
まとめ
ラフールの研究調査は、人的資本投資の重要性を改めて示すとともに、企業が従業員のエンゲージメントを高め、離職を防ぐための具体的な施策を明らかにしました。今後、ラフールの研究成果が、多くの企業の人的資本経営の向上に貢献していくことが期待されます。