オタク女子のための新たな挑戦
大阪日本橋にあるAtaraxia cafeは、オタク女子専用のカフェとして2015年にオープンし、6年目を迎えました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、飲食店は厳しい状況に直面しています。特にAtaraxia cafeもその影響を大きく受け、近隣でのイベント中止が続く中、客足が減少しています。平日は売上が3割、週末は7割も減少する状況が続き、経営の危機を感じる日々が続いていました。
そのような中、全国からの支援金や「クラウドファンディングで助けたい」という声が寄せられました。これにより413名から316万円以上の支援を受け、飲食業からの脱却を目指すことを決意。新たにバッグブランド『Re:)am(リラム)』を立ち上げ、再生の道を歩み始めました。
女性の声を反映した製品開発
Ataraxia cafeには約15,000人の女性会員がいます。この会員の意見を基に商品開発を行うことがブランドの強みです。実際に5000件以上のレビューを分析し、「小さすぎる」「収納力が不十分」「持ち運びが不便」といった問題点を明らかにしました。これにより、他の製品とは一線を画すアイテム作りへとシフトしました。
新たに誕生した製品は、がま口斜めがけショルダーバッグ『ポショル』と、大容量メイクボックス型化粧ポーチ『コルデラ』です。『ポショル』はショルダーバッグとポシェットの中間サイズで、良いデザインながら長財布も収納可能です。一方、『コルデラ』は細長いコスメを38本収容でき、キャリーバッグとの併用に適した設計です。
ライブコマースで新たな挑戦
製品の開発過程はYoutubeやTwitterを通じて随時会員に報告し、失敗談や問題を公開しました。このアプローチが功を奏し、ライブコマースを通じて100個の在庫が発売前に売れ、総受注数は240個を超える結果となりました。日本のEC市場が成長する中、ライブコマースも新たな流通の形として注目されています。
楽しむためのブランド展開へ
Re:)amは「推し」キャラクターをバッグにデザインできるように、裏面にビニールポケットを搭載しており、「推しバッグ」としてカスタマイズ可能です。Ataraxia cafeは女性の悩みを解決し、「楽しいを愉しむ」空間を提供してきました。再起を図る中でも、この精神は変わらず、今後も女性のニーズに応えた製品を開発し続けることで、ブランドの存在意義を高めることを目指します。
右側の青山社長と左側の上野副社長は、別々の職業からの転身組ですが、共に企業の倒産をきっかけにカフェを起業し、現在の再生の道を切り開いています。これからの展開に期待が高まります。
お問い合わせ情報
Airafu株式会社(アイラフ)
代表取締役 青山奈々
大阪府大阪市浪速区日本橋3丁目8-25
光ムセンたまらんどビル3F
TEL: 06-6710-9619(アタラキシアカフェ ウエノ)
MAIL:
[email protected]
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Re:)am
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オタク女子限定カフェサロンAtaraxia cafe
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