『マクベス』開幕!
2025-05-12 15:22:35

藤原竜也主演『マクベス』彩の国シェイクスピア・シリーズが華々しく開幕

彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd『マクベス』開幕レポート



2025年5月8日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で、彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndの第2弾『マクベス』が華々しく幕を開けました。この作品は、藤原竜也が主人公のマクベスを、土屋太鳳がマクベス夫人を演じ、吉田鋼太郎が演出・上演台本を手掛ける意欲作です。

迫力ある初日の舞台



初日、劇場には雷鳴と稲妻のエフェクトが響き渡る中、異様な雰囲気を醸し出す魔女たちが登場。吉田鋼太郎、稲荷卓央、海津義孝による魔女の怪演は、観客を一気に物語の世界へと引き込みました。この作品は、シェイクスピアが描く人間の欲望とその果てしない悲劇を描いています。

藤原竜也にとって、40代を迎えた今、シェイクスピアの中でも特に難解とされるこの演劇は新たな挑戦とも言えるでしょう。製作側が描くマクベスは、一見すると優れた軍人ではあるが、その心の奥底には深い疑念と恐怖が隠れています。彼の抱える野望とその代償が物語の核心となっていきます。

土屋太鳳の魅力



マクベス夫人役の土屋太鳳は、その圧倒的な存在感と情熱をもって役柄に臨んでいます。彼女は、夫の成功を願うがゆえの狂気と、その後の悲劇を予見する感情を見事に表現。彼女の演技は、観客に深い感銘を与えるものであり、その役務の重みをしっかりと体現しています。その様子は、単なる野心家というよりも、一人の女性が夫との幸せを求める姿が映し出され、観客の心に強く響きます。

周囲のキャストも充実



共演者たちも見逃せません。マクベスの親友であるバンクォーを演じる河内大和は、魔女の予言に翻弄される男を見事に演じており、その表情と仕草にはシェイクスピアらしい深さがあります。そして、復讐を誓うマクダフ役の廣瀬友祐、正義感溢れるマルカム役の井上祐貴も、それぞれのキャラクターを力強く体現しています。

吉田鋼太郎の演出



この作品は、吉田鋼太郎による演出が大きな特徴です。彼は、シンプルなセットに言葉と演技で観客を惹きつける手法を採用し、シェイクスピアの言葉の力を最大限に引き出します。また、音楽には東儀秀樹が携わり、時折激しいロック調の楽曲が場面を盛り上げ、緊張感をもたらします。

期待される今後の展開



彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndは、今後もラインアップが続く予定です。埼玉公演は2025年5月8日から25日まで行われ、その後に宮城、愛知、広島、福岡、大阪とツアーが予定されています。観客の信頼を勝ち取るため、吉田鋼太郎が選ぶ作品群がどのように展開されるのか、ますます楽しみです。

この『マクベス』、シェイクスピアの名作を今一度味わう貴重な機会。この機会を逃さず、劇場で感動を体感してください。


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