マザーズ上場企業のグローバル化対応、現状は?
2012年、株式会社アークコミュニケーションズが発表した調査レポート「上場企業コーポレートサイト 多言語対応状況調査報告2012」によると、マザーズ上場企業174社のうち、英語ウェブサイトを保有している企業は48%にとどまりました。
この数値は、以前同社が行った東証一部上場企業の調査結果(76%)と比較すると、半分以下という結果に。簡体字対応は7%にとどまり、英語が圧倒的に多いものの、グローバル化が加速する現代において、この低い英語ウェブサイト保有率は、マザーズ上場企業の国際競争力に課題を残す結果と言えます。
グローバル化への対応、遅れは許されない
アークコミュニケーションズは、Web制作や翻訳事業を展開する企業として、マーケティングにおけるインターネットメディアの重要性に着目。上場企業の多言語化状況を継続的に調査しています。今回の調査では、対象を東証一部からマザーズ上場企業に変更し、詳細な分析を行いました。
調査結果からは、マザーズ上場企業においても英語ウェブサイトの必要性が認識されつつあるものの、その対応率は、まだ十分とは言えない状況が浮き彫りになりました。海外からの投資や、日本国内における外国人増加を考慮すると、ウェブサイトの多言語化は、企業の成長戦略において重要な要素となるでしょう。
今後の課題と展望
調査レポートは、マザーズ上場企業の現状を明確に示しています。しかし、同時に、グローバル化への対応が急務であることを示唆しています。今後、マザーズ上場企業は、より積極的に多言語ウェブサイトへの対応を進める必要がありそうです。
アークコミュニケーションズは、今後も様々なインターネット状況を調査し、レポートを発表していくとのこと。これらの調査は、企業のグローバル化戦略を考える上で、貴重な情報源となるでしょう。
株式会社アークコミュニケーションズについて
株式会社アークコミュニケーションズは、「Communicate Locally, Market Globally」をコンセプトに、Web制作、翻訳・通訳、人材派遣・紹介サービスを提供しています。東京都港区に本社を置く同社は、多言語化支援における豊富な経験と実績を持ち、企業のグローバル化をサポートしています。
本調査レポートの詳細
調査レポートの詳細は、同社のウェブサイトからダウンロード可能です。マザーズ上場企業の多言語対応状況、そしてグローバル化への取り組みについて、関心のある方はぜひご確認ください。
https://www.arc-c.jp/download/form.html
まとめ
本調査レポートは、マザーズ上場企業における英語ウェブサイトの保有率が低い現状を浮き彫りにし、グローバル化への対応の遅れを指摘しています。今後、企業は多言語化への対応を加速させ、国際競争力を強化していく必要があるでしょう。