株式会社はてなのISMS認証更新
株式会社はてな(以下、はてな)は、サーバー監視サービス『Mackerel』を運営するテクノロジーソリューション本部第1グループにおいて、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の最新国際規格「ISO/IEC 27001:2022」への移行審査を完了し、認証を取得したことを発表しました。この認証は日本国内の国家規格「JIS Q 27001:2023」にも対応しています。
認証の詳細
はてなは、2024年2月29日に初回のISMS認証を取得し、2025年2月3日にその更新を行いました。認証登録番号はIS 798421であり、対象範囲はSaaS型サーバー監視サービスの企画・開発・及び運用となっています。認証機関はBSIグループジャパン株式会社です。
ISMS認証は、第三者認証機関によって、組織が国際標準や規格に準拠しているかを評価されることで取得できるものです。ISO/IEC 27001の認証を得ることで、情報セキュリティ管理が国際的な基準に適合していることが示され、機密性、完全性、可用性を保護するための体系的なアプローチが採用されています。
『Mackerel』の特長と取り組み
はてなの『Mackerel』は、オンプレミスやマルチクラウド環境に対応したSaaS型のサーバー監視サービスです。このサービスは、サーバーの監視だけでなく、クラウドサービスのメトリックやイベントを視覚化し、複雑なサービス環境をシンプルに管理することを可能にしています。直感的なUIと豊富なAPIを備え、多くの企業で高く評価されています。例えば、導入企業例として、様々な大手企業が挙げられています。
認証取得の経緯としては、開発を担うテクノロジーソリューション本部第1グループが、サーバー監視に関連する重要な情報を取り扱うサービスとしてのコミットメントを示すために申請を行った結果、初回での認証取得が実現しました。
過去の認証と新たな挑戦
2024年にはISO/IEC 27001:2013とJIS Q 27001:2014の認証を取得し、その後最新の規格に移行。これにより、はてなは情報セキュリティ管理体制のさらなる強化を図り、ユーザーが安心して利用できる環境を提供していく考えです。今後も最新のセキュリティ基準に基づいたサービスの改善に努め、より信頼性の高い環境づくりに励む方針です。
会社概要と今後の展望
はてなは、京都市中京区に本社を置くIT企業で、ソーシャルブックマークサービス『はてなブックマーク』やブログサービス『はてなブログ』などを展開しています。設立は2001年で、200以上の国と地域でサービスを提供中。今後もコンテンツプラットフォームサービスを進化させ、ユーザーへの新しい価値の提供を追求するでしょう。
このISMS認証更新の取り組みを通じて、はてなは信頼性の高い情報セキュリティ管理を実現し、顧客のニーズに応えていく姿勢をより一層強化していくことでしょう。