オーディオブック展示会「読書、諦めなくてもいいかも展」について
2025年10月16日から19日まで、東京・下北沢にて「読書、諦めなくてもいいかも展」が開催されます。主催は、オーディオブックサービス「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクです。この展示会は、忙しい日常の中で本を読むことが難しいと感じる多くの人々に、オーディオブックによる新しい読書体験を提案する場となります。
読書離れの現状
日本の読書率が低下していることが、最近の文部科学省の調査で明らかになりました。この調査によると、1カ月に1冊も読まない人が60%以上を占めており、読書離れはますます深刻化しています。この現象は、仕事や家事、育児に忙殺されている人々や、視覚に障害を持っている方々など、多様な背景を持つ人々に共通しています。例えば、視力の低下やディスレクシア(文字を読むのが難しい障害)を抱える方々は、読書を優先する余裕がないと感じています。オトバンクは、かつて目が不自由だった創業者の思いとして、こうした人々にも読書を楽しんでもらいたいとの願いからこのプロジェクトを立ち上げました。
展示会の詳細
開催日程
- - 日時: 2025年10月16日(木)〜19日(日)
- 16日〜18日: 11:00〜21:00
- 最終日19日: 11:00〜18:00
- - 場所: BONUS TRACK GALLERY 1(東京都世田谷区代田2丁目36番15号)
- - 入場: 無料、事前申し込み不要
展示内容
展示会では、オーディオブックの魅力を実際に体験できるブースが用意されます。来場者は、オーディオブックによる“聴く読書”を楽しみ、様々なジャンルの書籍を試聴することができます。また、オーディオブックを通じて読書の楽しみを取り戻した参加者のリアルな体験談も紹介されます。これによって、聴くことで新たに本と触れ合う機会が生まれることでしょう。
特別イベント
展示会では2つの特別企画も行われます。最初は、10月16日の19:00から行われるトークイベント「みんなで'読書'を語る夜」です。参加者はオーディオブックの魅力や自己の読書体験を気軽に語り合うことができます。出席者には、「オーディオブックカフェ」のMCであるF太さんと鳥井弘文さんがいます。
もう一つは、10月18日13:30から行われるワークショップ「ショートショートを書いてみよう!聴いてみよう!」です。田丸雅智さんをゲストに迎え、参加者はショートショートのアイデアを創作し、その後プロの声優に朗読してもらえる独自の体験が待っています。
オーディオブックについて
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読し、聴覚を通して読書を楽しむ媒体です。視覚に不安のある方、あるいは運転や移動中でも手軽に物語を楽しむことができ、日常のあらゆるシーンで利用できます。現在、オーディオブックは紙や電子書籍に次ぐ新しい書籍の形態として、多くの人々に利用されています。
最後に
オトバンクの「読書、諦めなくてもいいかも展」は、読書の新しい形を提案し、多くの人々にオーディオブックの魅力を伝える重要なイベントです。興味がある方は、ぜひ足を運び、多様な読書体験を試みてはいかがでしょうか。この展示会が、あなたの嗜好に合った新しい本との出会いのきっかけとなることを願っています。