西松建設、Dell Precision 5480 モバイルワークステーションを導入
導入背景と目的
西松建設株式会社は1874年に創業し、2024年には150周年を迎える総合建設会社です。大型土木工事から高層ビルの建設まで、幅広い分野で活躍しており、国土交通省が推進するBIM(Building Information Modeling)/CIM(Construction Information Modeling)を積極的に活用する中、DX(デジタルトランスフォーメーション)を強化するために新たな技術の導入を進めています。
特に、2022年に「DX戦略室」を設立し、デジタル技術を活かすことで、安全性の強化や業務の効率化を目指した「西松DXビジョン」を策定しました。その中で、業務用PCの見直しも行い、モバイルワークステーションへの移行を進めました。これにより、多様な現場での作業をよりスムーズに行える環境を整備いたしました。
Dell Precision 5480を選んだ理由
新たに採用した「Dell Precision 5480 モバイルワークステーション」は、1.5kg未満という軽量設計でありながら、高性能を実現しています。これにより、建築・土木設計部門の業務用ソフトを複数同時に稼働させられる性能が求められている中、導入を決定しました。以前の機種は約2kgの重量で、持ち運びに不便を感じている従業員が多かったため、軽量でありながら性能を犠牲にしない製品が必要でした。
導入後の効果と業務効率の向上
「Dell Precision 5480」の導入によって、携帯性が大幅に改善され、従業員はモバイルワークステーションを気軽に持ち運びできるようになりました。この新しいデバイスにより、これまで紙のノートやタブレットを使用していた部分でも、直接図面やBIMモデルを共有し、業務の効率が大幅にアップしました。また、バッテリーの持続時間が長いため、長時間の使用にも対応しており、キーボードの操作性も高いと評判です。
さらに、在宅勤務用のPCを別途準備する必要がなくなり、ICT部門の管理負担も軽減。西松建設は、社員にとっても柔軟な働き方を推奨し、DX改革をさらに前進させるための環境を整えることができました。
Dell Precision 5480の仕様と特長
「Dell Precision 5480 モバイルワークステーション」は、第13世代インテル Core i9プロセッサーを搭載し、優れたパフォーマンスを発揮します。モバイル性に加え、グラフィックデザインやビデオ編集などのプロフェッショナルのニーズにも応える高性能を実現しています。軽量で薄型の設計(約1.48kg、厚さ18.95mm)ですので、どんな現場にも持ち運びやすく、柔軟な働き方に寄与しています。
結論
西松建設におけるDell Precision 5480の導入は、建設業界におけるデジタル技術の進化を象徴する一例です。これにより、デジタル変革を進め、さらなる生産性の向上と効率化に結び付くことが期待されます。このような取り組みは、業界全体に新しい風をもたらすでしょう。