次世代農業を支える「Aries300N」
果樹農業の生産性向上を目指す株式会社マゼックスとALLYNAV AG株式会社が共同で、果樹園向け自動走行スプレーロボット「Aries300N」の先行導入プログラムを開始しました。このプログラムは、全国の果樹農家や農業法人を対象に、特別な条件下での早期導入を可能にする企画です。
背景:深刻な人手不足と重労働
近年、果樹農業では人手不足や重労働、さらには長時間作業による健康リスクが深刻な問題となっています。特に薬剤の散布においては、労力や時間、安全性といった課題から省力化のニーズが急速に高まる中、Aries300Nはその解決策として期待されています。
ALLYNAV AGは、中国を拠点とし、無人農業機械の開発を手がけてきました。果樹園専用の自動走行スプレーロボット「Aries300N」は、これまでにない効率的な農作業を実現するために設計されました。
Aries300Nの主な特徴
このロボットの特長として、自律走行技術を駆使したGNSSナビゲーションがあります。これにより、従来のプロドライバーを必要とせず、道路の間を正確に走行できます。また、遠隔監視や複数台の管理も簡単で、作業の効率化を図ります。
さらに、Aries300Nはハイブリッド駆動を採用しており、ガソリンと電動の両方での運転が可能です。これにより、長時間や夜間の運転にも耐えられ、傾斜地でも安定して走行することができます。300Lのタンクを備え、最大10mの噴霧幅で果樹全体を高精度でカバーし、粒径は100〜500μmと細かいため、均一に薬剤散布が可能です。
先行導入プログラムの詳細
今回の先行導入プログラムでは、通常の導入に比べて有利な条件下でAries300Nを導入できます。参加者には、使用状況や効果のフィードバックをしていただき、また、展示会や実演会での導入事例提供にも協力してもらいます。特別優遇枠は全国限定で、対象は果樹農家や農業法人(例えば、りんごやぶどう、梨、柑橘など)です。
将来の展望
マゼックスとALLYNAV AGは、Aries300Nを通じて果樹園防除の自動化と省力化を推進し、日本の果樹農業の生産性向上と持続可能な運営への貢献を目指しています。今後は、自律走行ロボットシリーズの拡充や実証フィールドの拡大、そしてサポート体制の強化を図り、国内でのスマート農業の普及を加速していく方針です。
お問い合わせ
利用を希望される方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
リリース元:ALLYNAV JAPAN / AG株式会社
戦略的パートナー:株式会社MAZEX
導入支援パートナー:株式会社AIRSTAGE
果樹農業をよりスマートに進化させるために、未来をともに創造していきましょう!