京都芸術大学が新たな起業家育成プログラムを発表!
2024年6月、京都芸術大学は新たに立ち上げた起業家育成プログラム「アート・アントレプレナーシッププログラム」の第一号認定企業として、株式会社Portableを指定しました。これは、本学が将来のクリエイティブ業界に貢献する人材を育成するための重要な一歩です。
KUAアートインキュベーターズの設立目的
「KUAアートインキュベーターズ」は、学生が自らのキャリアを選択するためのサバイバル能力を養うことを目的としたプログラムです。この取り組みは、将来的な起業や副業、さらにはフリーランスとしてのキャリア形成を志向する学生に実践的な成長機会を提供します。これにより、学生たちは芸術の知識や技能をビジネスに活かす方法を学ぶことができるのです。
KUA認定ベンチャーとは何か?
KUA認定ベンチャーは、学内外の 有識者から構成された審査会を経て認められるベンチャー企業であり、選ばれることで様々な支援を受けることができます。株式会社Portableは、特に美大生をターゲットにしたスキルマッチングサービスを展開し、その活動が評価されて第1号として認定を受けました。
この認定を受けることで、株式会社Portableは大学からの包括的な支援を受けられるようになります。支援内容には、経営や財務に関する相談、税理士や弁理士の紹介、教育講座や支援プログラムの提供、営業・マーケティングの支援などがあります。
株式会社Portableについて
株式会社Portableは2023年4月に設立され、クリエイティブな人材と企業を結ぶスキルマッチングプラットフォーム「Portable」を運営しています。このサービスは、全国の美大や芸大から300人以上の学生が登録しており、企業からの依頼はデザイン、イラスト、Webデザインなど多岐にわたります。学生は自身のスキルを公開し、それを見た企業が直接依頼する仕組みです。
このシステムにより、学生は自らの能力を活かしながら実務経験を積むことができ、企業にとっても新たな才能を発掘する機会となります。
京都芸術大学の教育ビジョン
京都芸術大学は、10学科24コースを有する国内最大規模の総合芸術大学であり、「藝術立国」を教育目標としています。学生は社会と芸術の関係性を学びながら、年間100件以上の社会実装プロジェクトに参加し、実際の課題解決に挑むことが求められます。これにより、社会性を有するクリエイターを育成することを目指しています。大学の所在地は、京都市左京区北白川瓜生山町2-116です。現在、4,114名の学生が在籍しており、それぞれが自らの専門分野で未来を切り開く力を身につけています。
新たなプログラムを通じ、京都芸術大学は次世代のクリエイターの育成に一層力を入れることが期待されます。