エクスモーションが提供する「CoBrain」とは
株式会社エクスモーションが開発した「CoBrain(コブレイン)」は、要件定義書の作成を生成AIで効率化する画期的なツールです。このたび、新たに「Studio機能」のβ版がリリースされ、その機能が注目を集めています。
要件定義書作成の効率化
要件定義書の作成は、これまでも多くの企業で時間と労力を要する課題でした。しかし、同社内での実験データによると、CoBrainを用いることで、作成にかかる時間を最大で97%削減することが可能です。従来の手法でおおよそ7時間かかる要件書作成が、CoBrainのStudio機能を利用すれば約10分で完了するという結果が出ました。これは、開発業務の現場において、大きな革新をもたらすものと言えるでしょう。
Studio機能の特徴
- - 要求分析支援: 関連文書からユースケースやクラス図の作成が簡単に行えます。
- - USDM形式での要件書作成: さまざまな文書からUSDM形式の要求仕様の作成が可能です。これは、清水吉男氏が提唱した手法で、正確な要件定義の記述を実現します。
このように、Studio機能の導入により、ユーザーは直感的な操作で高精度な要件書の生成が可能になります。
効率的な成果物管理と豊富なプレビュー機能
CoBrainにおいては、生成された要求分析結果が自動的に保存され、後から簡単に確認や編集ができる点も大きな利点です。また、Markdown形式の要件書やUML図など、視覚的な成果物がリアルタイムでプレビューできるため、開発者にとって極めて使いやすい環境が整っています。
生成AI活用のセミナー
生成AIを利用した開発業務の効率化に関心を持つ企業に向けて、エクスモーションでは無料ウェビナーを開催しています。このセミナーでは、AIがどのように要件定義やPoCを含む開発業務を効率化するのかが説明されます。参加者は、生成AIの導入方法や投資対効果の高め方について、具体的なノウハウを学ぶことができます。
EdgeTech+ AWARD2023優秀賞受賞
さらに、CoBrainはEdgeTech+ AWARD2023で優秀賞を受賞しました。この賞は、組込み業界の革新を促すための取り組みで、エクスモーションはその成果を評価されています。
まとめ
株式会社エクスモーションによる「CoBrain」の登場は、要件定義書作成のプロセスを劇的に変えるポテンシャルを持っています。特に、開発現場における作業負担を大幅に軽減し、効率化を図るためには、同ツールの活用が効果的です。今後もエクスモーションの最新技術に注目していきたいものです。