CIC Instituteが海外進出を支援するスタートアップを選定
10月8日、CIC Instituteは、ライフサイエンス分野において海外市場に挑戦する日本発のスタートアップ3社を選出した。これらの企業は、アメリカ・ボストン地域への進出を見据えており、未来医療推進機構が実施する支援プログラムによって強化される。
これまで日本のスタートアップは、国内市場にとどまっていることが多かったが、CIC Instituteはそんな状況を打破し、国際的な競争力を持たせるため、このプログラムをスタートさせた。
このプログラムは、海外のヘルスケアイノベーション拠点との連携を強化し、資金調達や事業戦略の立案をサポートすることを目指している。採択された企業は、CIC Instituteの持つ国際ネットワークを利用して、最新の技術を世界へ広めていく。特に、ボストンエリアは世界的に著名な医療およびバイオテクノロジーの中心地であるため、彼らにとっては絶好の機会と言えるだろう。
採択されたスタートアップの概要
株式会社FerroptoCure
代表取締役の大槻雄士が率いるFerroptoCureは、革新的な創薬技術を持ち、特に抗がん剤の開発に注力している企業である。詳しくは
こちら。
株式会社HOIST
代表取締役の柿沼千早が代表を務めるHOISTは、ライフサイエンス分野での持続可能な技術開発に取り組む企業で、
詳細はここを参照。
株式会社抗体医学研究所
CEOの西村公男が率いる抗体医学研究所は、抗体医薬品の開発を手掛け、国内外で注目されているスタートアップで、
詳しくはこちらを見てほしい。
Nakanoshima Qrossプログラム
このプログラムは、一般財団法人未来医療推進機構が推進する「Nakanoshima Qross 創薬・実用化促進プログラム」の一環であり、特にスタートアップやアカデミアが有する創薬プロジェクトの実用化を支援することを目的としている。
海外エコシステムブリッジ支援は、スタートアップの海外進出を加速し、現地でのパートナーシップの構築を促進するための戦略的なプログラムである。ここでは、成長段階に応じた2つの支援枠が用意されており、海外進出を目指す企業にとっては非常に価値のあるチャンスと言える。
海外進出支援枠では、海外の製薬企業や投資家との接点を構築する機会を提供し、短期間集中のプログラムを展開。これにより、スタートアップは顕著な成長を遂げる可能性がある。海外戦略加速枠では、現地での具体的な計画策定を支援する。
また、CIC Japanは、2026年春に「Nakanoshima Qross」に新たな拠点を開設予定で、今後も日本から世界へ向けたイノベーションの発信を続ける予定だ。
最後に
今回の取り組みは、日本のスタートアップが国際的な舞台で活躍するための大きな一歩であり、アジアのライフサイエンス分野での成長を期待させるものである。10月8日に横浜で開催される「Nakanoshima Qross Future Medicine Forum」では、採択された企業の今後の展望が発表される予定で、業界関係者からの注目が集まるだろう。イベントの詳細については、
こちらをチェックしてほしい。